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06.遺言は? ページ7

某日

「あの〜、鬼龍先輩」

お昼休憩の時間帯に
後輩が2人、恐る恐る声をかけてくる。

『ん?どうしたの?』

「あの…お、お昼ご飯一緒に行きませんか?!」
「駅前に、美味しいパスタのお店があるらしくて…」

人の善意を受け取らないわけには行かないよね。

『私でよければ是非。』

〜〜〜〜〜

「ボロネーゼお願いします」
「私はペペロンチーノで!先輩はどうします?」

メニューが多い…
とりあえずメジャーな

『カルボナーラで〜』

運ばれてきたパスタを頬張る
ちらりと2人の後輩を見ると

色々な角度から写真を撮っている。

…うん。

圧倒的女子力の差だよ。


それにしても、このパスタ美味しいんだけど
何でだろう。

不思議と左馬刻のパスタを食べなれているせいか
味覚が偏っているのか。

左馬刻の方がもっとなんていうか…私の好みを全種類コンプした感じ

「先輩?お口に合わなかったですか?」


『え?ううん、美味しいよ。
しかもオシャレだし。』

「それならよかったです!
先輩、彼氏さんからのお弁当があるのかと思って今まで誘うのためらってたんですけど…」

「私が先輩と話してみたくって…!」

…ん?

『彼氏って誰?』

「「…え?」」

彼氏?カレシ?karesi?

…カラシの間違い?
カラシのお弁当…?
は???

「だって先輩、彼氏さんと同棲しているんじゃないんですか?」

「入間巡査部長からそんな風に伺いましたが…」


あの悪徳警官…


さては…巡査部長の煙草を全部お菓子にしてやった腹いせ…

いや、それとも
巡査部長のデスクの引き出しいっぱいに何気にいらない洗濯バサミお徳用60個セットの袋を5袋くらい

計300個の洗濯バサミを引き出しに入れたから?!

『ごめんね、ちょっと電話に行ってくる。
すぐ戻るから!』

店の外に出て電話をかける

銃「はい『遺言は?』

銃「第一声がそれですか…」

『むしろなんだと思っていました?』

銃「ダイレクトに殺害予告でも来るかと。」

『死ぬ覚悟は出来てるみたいですねぇ?!』

銃「まぁまぁ、落ち着いてください。
今度ラーメンでも奢りますから」

『許します!!!』

銃「…相変わらず安い女ですね。」

『チャーシュー増し増しで!!』

銃「はいはい。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

少々時間が空いてしまい、忙しいタイミングで更新が出来なくて…

そして今日見てみると
なんと、閲覧回数が執筆時点で200ほど!

本当に感謝です…
亀更新ですが今後ともよろしくお願いします!

わだまる。

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作者名:わだまる。 | 作成日時:2019年10月1日 22時

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