食事＊２０＊ ページ20
結局三日月さんの言葉が頭から離れず、眠れないまま次の日を迎えた。
眠い.....眠いけど、期限は明後日だ。考えないと.....。
「どーしたんだよ主、具合でも悪い？」
『うわっ！？....た、太鼓鐘さん？』
「太鼓鐘でいいって！さん付けとかされたことないから変な感じがすんだよなー」
『あ、ああ、ごめんなさい。えっと、具合ですけど....全然大丈夫ですよ』
「ホントかー？」
茶化すように、私の額に手を当てる。
熱がないと確認できたのか、彼は眩しいくらいにニッコリと笑う。
「ならいいんだけどさ。でもやっぱ、顔色悪いように見えるなー...。！！そうだ！みっちゃんの料理食えば元気も出るよな！そうと決まれば厨房に行こうぜ！！」
『い、いや待ってください！違うんです！ちょっと寝不足なだけで....！』
「寝不足ぅ？...はっはーん...」
太鼓鐘くんはニヤニヤしながら肘で突っついてきた。
「もしかして、伽羅とあんなことやこんなこと」
『してません！！どうしてそういう発想に！？』
「冗談冗談。そんなに怒んなって！いやさー、伽羅が珍しく新しい主のこと気に入ってるみたいだから俺も気になってな。主はどう思ってんだ？伽羅のこと！」
突然の質問に、どうも答えられなかった。
どう....優しそう、としか.....。というか本当に私は彼に好かれているんだろうか。
『や、優しそうな人だなぁと』
「...ふーん。優しそう、ね。それ以外にねぇか？こう、「大倶利伽羅さんに抱いてほしいッ！！」みたいな」
『な、ないです！そもそも刀と人が恋愛なんて....』
「何言ってんだ？刀とか人間とか関係ないだろ。実際、伽羅はあんたに惚れてるし....前も、伽羅に惚れてた女いたし...なっ？」
『それは勘違いでは....って、大倶利伽羅さんに惚れてた人いたんですか？』
「いたいた！あー....まぁ、結局鶴さんが殺しちまったけど.....けど伽羅もその主のこと嫌いだったみたいだし結果オーライ！みたいな？」
苦笑いして話をする太鼓鐘くんの手を握る。
彼は急なことに驚いたように固まった。
「ど、どうした？」
『もっと教えてください。彼らのこと』
「伽羅達のこと？別にいいけど...ほら、その前にみっちゃんの手伝いに行くから厨房行こうぜ！そこで話するからさ」
『はい』
もしかしたら答えのヒントがあるかもって
淡い希望かもしれないけど、それでも....。
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みかづち(プロフ) - 雨蛙さん» ありがとうございます！更新頑張っていきます！！ (2019年6月1日 21時) (
レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
雨蛙 - 本当におもしろいです!久しぶりにこういう話を読んだので続きが気になります(///∇///)更新頑張ってください!! (2019年5月19日 18時) (レス) id: 43a251e5e3 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 緑@最推し信濃さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！(｀･ω･´)ゞ (2019年5月4日 11時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
緑@最推し信濃 - めっっっっちゃ、面白いです！！！更新頑張って下さい！応援してます(^o^) (2019年5月4日 8時) (レス) id: a246b0d986 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - みるくてぃ@毒占欲の人さん» そう言っていただきとても嬉しいです！！もう一つの方も頑張って更新します！！！ (2019年1月12日 18時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2018年12月20日 21時
