食事＊２９＊ ページ29
『っ...私は....無駄だとは思いません...！』
「なに....？」
『大倶利伽羅さん達を助けたいんです...！だから関わりたいんです....！！』
それが無駄だなんて、私は一切思わない。
「....ふん。その戯言がいつまで続くか....」
大倶利伽羅さんは呆れたように出て行ってしまった。
鶴丸さんは私の背中を軽く叩き、ニコッと笑った。
「あー...気にしなくていい。伽羅坊は照れ屋なんだ。素直になれなくてああやって憎まれ口を叩いてるが本当は君のことを信用してると思うぜ？」
『そ、そうでしょうか...太鼓鐘くんにも言われたんですけど、大倶利伽羅さんが私に惚れてるというのは間違いなのでは....？』
「そんなことないと思うけどなぁ。...あ、三日月のことだが....もし答えを見つけても反対されたら俺の所に来てくれ。何とかしよう」
『あ、ありがとうございます』
....うん、見つけた。
三日月さんが納得するかは分からないけど、私なりの答えは見つかった。
....覚悟はまだ出来てないけど、明日までには決めてみせる。
『...絶対に出て行かない....！』
三日月さん、貴方に「うん」と言わせてみせる....！！
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「気に入らないわ」
ある日、俺は審神者に呼び出されて突然告げられた。....気に入らないのはこっちなんだが。
「私が大倶利伽羅と二人きりになろうとするのを邪魔してくるわよね。どうして？」
「お前に近づいてほしくないんだ。伽羅坊に夜伽を強要して...あいつがどれだけ傷ついてるのかも知らないだろ」
「は？どうして？愛してるじゃない。誰にも愛されないあの子を」
「....伽羅坊は、お前が助けてくれるって...救ってくれる人間だって信じてたんだ...それを」
「ああもう、鬱陶しい！消えてよ！！あんたに用はないのよ！この人殺し！！！」
その後の部屋に残ったのは、審神者“だった”女の生首。
俺は、人間にも刀達にも必要とされない。じゃあ俺の生きる意味ってなんだ？
俺が人間を慕う義理は？刀達を気遣う配慮は？
全部全部無駄で、全部意味のないゴミだ。こんなにも“無駄”って言葉が俺達の心を蝕んでいく。
『無駄だとは思いません...！』
その言葉に何の意味がある？
お前はどうして期待を持たせようとする？
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みかづち(プロフ) - 雨蛙さん» ありがとうございます！更新頑張っていきます！！ (2019年6月1日 21時) (
レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
雨蛙 - 本当におもしろいです!久しぶりにこういう話を読んだので続きが気になります(///∇///)更新頑張ってください!! (2019年5月19日 18時) (レス) id: 43a251e5e3 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 緑@最推し信濃さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！(｀･ω･´)ゞ (2019年5月4日 11時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
緑@最推し信濃 - めっっっっちゃ、面白いです！！！更新頑張って下さい！応援してます(^o^) (2019年5月4日 8時) (レス) id: a246b0d986 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - みるくてぃ@毒占欲の人さん» そう言っていただきとても嬉しいです！！もう一つの方も頑張って更新します！！！ (2019年1月12日 18時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2018年12月20日 21時
