食事*26* ページ26
朝食も無事に作り終わり、他の刀に呼びかけに行く。
全員が集まり食べ始めると、沖田組に話しかけられた。
どうやら、大倶利伽羅さん達と一緒にいて大丈夫なのかと心配してくれたらしい。主に加州さんが。
その気持ちに感謝しながら一部始終を話すと、大和守さんが眉をひそめた。
「バカなの???」
冷たい目で言われ、口に含んでいた煮物を飲み込む。
少し苦しかったけど、今はそんなこと考えてる場合じゃない。
『あの、大和守さん...何故私はバカと呼ばれたんですか?』
「いやいや、二人のことを知りたい?なに言ってんの。ちょっと...だいぶあり得ない」
言い直された.....。
「安定、主になんて口きいてるわけ!?」
「本当のこと言っただけだから!それとも清光は、こいつの言ってることが正しいと思ってんの!?」
『こいつ!?』
「っ、そ、れは...」
「ほーらね。今回はどう考えたって僕が正しいに決まってんじゃん」
「はぁ!?なに威張ってんのブス!!」
「ブスじゃないし!!言い負かされたからって突っかかってくんなブース!!!」
『す、ストップストップ!!...です』
間に入ると不満そうに頬を膨らませる二人。
さすがに目の前で喧嘩はキツイというかなんというか.....。
『喧嘩はダメです!』
「でもいいの?主は!好き勝手言われて」
「好き勝手も何も正論だしね。あんたもそう思うでしょ?」
『いや〜...その、ちゃんと理由を話していただかないと分かんないです....』
「....言わなくても普通分かるでしょ」
....私は彼に嫌われているんだろうか...。
「みんなあの二人には関わらないようにしてる。まぁ流石に僕らを食べることはないだろうけど...それでも危険だしね。しかも何振りかは暗殺の計画立てたりしてるんだよ」
『あ、暗殺!?』
「声大きい!!」
『ご、ごめんなさい』
「多分、あの二人を庇う刀はいないんじゃないかな。いたとしても伊達組くらい。そんな刀のことを理解しようとするあんたの気持ちがまっっっったく分かんないよ。関わるだけ無駄だし、命を粗末にして楽しい?」
『....だからこそです。支える人がいないなら、私がなればいい。彼らを助けたいから...。命も、粗末にしてるわけじゃないですよ』
「.....変なの。そんなこと出来るわけないのに」
大和守さんは呆れたように再び食べ始めた。
212人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかづち(プロフ) - 雨蛙さん» ありがとうございます!更新頑張っていきます!! (2019年6月1日 21時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
雨蛙 - 本当におもしろいです!久しぶりにこういう話を読んだので続きが気になります(///∇///)更新頑張ってください!! (2019年5月19日 18時) (レス) id: 43a251e5e3 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 緑@最推し信濃さん» ありがとうございます!更新頑張ります!!(`・ω・´)ゞ (2019年5月4日 11時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
緑@最推し信濃 - めっっっっちゃ、面白いです!!!更新頑張って下さい!応援してます(^o^) (2019年5月4日 8時) (レス) id: a246b0d986 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - みるくてぃ@毒占欲の人さん» そう言っていただきとても嬉しいです!!もう一つの方も頑張って更新します!!! (2019年1月12日 18時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みかづち | 作成日時:2018年12月20日 21時