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1話 ページ2

私が10歳の時。

家族を失った。

その全てを失った私には行く宛などなく途方に暮れていた。

そんな時に拾ってくれたのは当時10歳の私でも分かる程有名な企業の暗殺者のトップの人だった。




最初は優しい人だと思った。本当に暗殺者なのかと疑う程に。



次第に彼は、私を暗殺者の世界へとどんどん導き出した。



それでも、変わらず彼は優しかった。



毎日鍛えてくれたり、色々な事を教わったり。



だけどそれはほんの一瞬。



彼自身が問題を起こし、毎月の給料が15万円程安くなってしまってから彼は私に当たるように
なってしまった。



それでも私は彼に与えられた仕事は完璧にこなしていた。それでも給料が上がる事は無かった。その代わり、私の存在が世界中に知れ渡る
ようになってしまった。



町行く看板を見れば私の事が載っていたり、勿論まだ顔はバレて無いから大丈夫なのだが...いずれバレる事になるだろう。何たって相手は幕府だからな。



そして今日も私は仕事をこなす。

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作者名:天音 | 作成日時:2015年5月6日 21時

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