ねぇ、いいんちょー。【桃】

ねぇ ６ ページ7

貴方side


それにしても彼はピンクが好きなのだろうか……？

ピンクのカーディガンにピンクのネクタイまでしている。




確かにこの苺恋学園の制服はレパートリーが多いが、そこまでピンクにするとは……




私は普通にベージュのカーディガンに赤のネクタイだ。



それにしても初日から人をよせつけるなんてすごいなぁ……

私彼に対してすごいしか言ってないな……


すると私の前の席に女の子が座った。


貴「！」


？「私、森下ななみ！よろしくねっ！」

そう言って森下さんは笑顔で自己紹介をしてくれた。


貴「森下…さん、私は……」

森「ななみでいーよっ！！」

貴「……ななみ。」

森「うん！あなたは？」

貴「私は、桜井 Aだよ。」

森「Aって呼ぶね！よろしく！」

貴「…うん！よろしくね、ななみ！」



ｶﾞﾀｯ


？「…………は？」


と言いながら隣の彼が勢いよく立った。


貴「えっ……と？」



どうしたのだろうか、急に立ち出して……
……トイレ？()


？「……あぁ、いやなんでもない。」

森「なにそれ〜wてかあんたの名前は？」

？「さとみ。桃瀬さとみだよ」

森「へ〜。さとみね！よろしく！」




すると、2人がじっと私を見るので



貴「あっ、えっと、よろしくねさとみくん｣

さ「……おう」



なんか、さとみくんの態度がよそよそしいというかなんというか……


私なんかした？


さ「いや、なんもしてないよ？」


貴「えっっ、」


さ「全部声出てるw おもしれ〜」


貴「あっ、嘘、w」


森「うんw全部出てたよw」



恥ずかしい！！！！！！



ガサゴソとおもむろに教科書を取り出す。


森「え！？今から勉強すんの？」

貴「うん……ついていけないと怖いでしょ？」

森「真面目だねぇ」

貴「そうかなぁ？」

森「じゃあ私はそれを見てるね！」

貴「えぇ？それ楽しい？ww」

森「多分楽しいの！」

貴「なにそれ〜ww」




さ「………………」

ねぇ ７→←ねぇ ５

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す