5話 個性把握テスト ページ6
「「「個性把握テストぉ！？」」」
担任の教師"相澤消太"。見た目はなんかダボッとしたやる気の無さそうな人だが、これでも一流のヒーローらしい。この人の前では特に目をつけられるようなことは避けなければいけないな、とAはキュッと拳を握る。
突然入学式とかなしに始まった個性把握テストは中学の時にやった個性無しの体力テストの個性使っていいバージョンらしい。残念ながら自分は学校という学校に行ってないので実質初めてだ。
(まぁ、他の人たちのを見ればわかるよな)
爆豪勝己といったさっき教室でメンチ切ってた男は爆発系の個性らしい。試しに教師がボール投げで投げさせた記録は705メートルだった。記録が出た瞬間おぉ、周りがざわつく。
爆風を乗せてのボール投げ。なるほどそう言う感じ、ね。これはまた面白い。
「何これ、面白そう！！」
「個性思いっきり使えんだ！ さすがヒーロー科！！」
「...面白そう、か。ヒーローになるための3年間そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい。...よし、8種目トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し除籍処分としよう」
ニヤリと笑ってそう言った相澤消太に、一同はぁ！？とざわめく。見た目通り厳しい人だとAは呑気に彼を見つめる。勿論最下位になる気は全くない。...この私が、只の高校生なんかに負けてたまるかさえ思っている。だが目立つのは勘弁だ。見破られないように適度に手を抜き、真ん中ぐらいの成績を残すのがベストだろう。そうして4種目ほどこなした所でおい、と声をかけられる。
「はい？」
「Aだな、お前手ぇ抜いてんだろ」
「...何言ってんですか、全力ですよ」
じろりとその目付きの悪い目で睨まれると、流石に居心地が悪い。おかしい、見破られないようにやってたはずだったが、流石プロヒーロー＆教師ってとこか、観察力はかなり長けているらしい。
「手を抜く意味は分からねぇが、最下位に限らず全力でやらねぇやつも除籍処分にするぞ。これは個性把握テストだ、全力でやらねぇと意味がねぇんだよ。分かったなら次からちゃんとやれ。」
「＿＿...」
除籍にすると言われちゃやらない訳にはいかない。鋭く睨んでくる彼から目を逸らすとAは次の体力テストに足を向ける。その後ろには未だに難しい顔してAを見つめる相澤消太の姿があった。
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まいちゃお(プロフ) - 小動物もふり隊さん» ご指摘ありがとうございます！ すみません直しました！ (2020年3月7日 18時) (
レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
小動物もふり隊 - １８話 復讐が復習になってますよ (2020年3月6日 15時) (レス) id: 38d491ffad (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃお(プロフ) - Lilyさん» デリバリーガールwww本当ですねすみません、すぐ直します笑 そんなに楽しみにしてくださって貰うなんて凄く嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年7月30日 1時) (レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - 続きが気になって更新されたらすぐに読んでいます！頑張ってください！あとですね、リカバリーガールがデリバリーガールになってますよ。 (2019年7月30日 1時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃお(プロフ) - めだまやき。さん» ぁあああコメントありがとうございます！！！超絶嬉しいです！！頑張ります！ (2019年7月18日 23時) (レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいちゃお | 作成日時：2019年5月23日 2時
