10 ページ10
◇
月曜日
1限目が終わってから食堂に行って渦巻きパンを食べてたら
緑「おはよう。…どうしたん、早弁?」
青「あ…//」
大倉に見つかった//
緑「朝ごはん食べてないん?」
青「…うん//パンも冷凍ご飯も切らしてて…。大倉もひとくち齧る?」
パン回して自分が齧ってたんと逆の方を差し出すと
緑「あ、だ、大丈夫///」
あらら、照れてら
青「遠慮せんでええよ?」
緑「や、俺、朝ごはん出るし//」
青「あ、そっかー。寮やもんな。ええなー」
緑「…やすも、寮に入ったら?」
青「へ?」
緑「いや、この時期になったらさ、空室がチラホラ出て来るから、どーかなーって。…ほら、それこそご飯の心配もなくなるし!」
青「せやけど、あんなワイワイした所で俺もよう暮らさんわ(苦笑)」
緑「だから、その、俺と一緒に特進受けてみるとか…///」
青「冗談!!そんなん無理に決まってるし!」
緑「そんな事ないよ!一緒にいっぱい勉強したやん?きっとやすも入れるよ」
青「ええー、そうかなぁ…。うーん、…寮、…寮なぁ。」
そら、さっき言うたみたいにいま大倉が居る様な、ザ・男子校の寮は勘弁やよ?けど、特進の生徒が入れる寮なら、学校から一番近いし、キレイやし、ご飯も上げ膳据え膳やし…、
青「ちょっと憧れるかなぁ〜」
緑「やろ?!」
青「けど、やっぱりあかんわ(苦笑)」
俺、そもそもこの学校入るんも必死やったんに。
青「無理やわ!無理無理」
緑「…他校生立ち入り禁止やから?」
青「え?」
緑「…亮ちゃん呼ばれへんから?」
青「あ…、そやな。でも、そんな事忘れてた(笑)」
緑「嘘やん…」
青「ん?なんて?」
食べ終わった袋をくちゃくちゃにしてたから今の聞き取れんかった
緑「ううん。なんでもない。じゃ、そろそろチャイム鳴るから先行くな?」
そう言いながらノールックで行ってしまう大倉の背に「あ、うん」としか言えなかった
192人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2019年9月29日 0時