おわらないせかい (青黄緑橙) (ページ11)

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放課後は、態々落ち合うでもなくそのまま大倉の寮へ直行。

青「こんにちはー」

最近頻繁に通ってるから寮母さんにも顔覚えられてて「今日は大倉くんまだやよ？」って教えてくれたり。

青「あ、大丈夫です。コレ預かってるんで」

…大倉が渡してくれた合鍵。

大倉が先に帰ってる日もあれば俺が先の場合もあって、そんな時にココの娯楽室で待ってようもんなら、筋肉バカ達の格好の餌食になってまう。

それでなくても「オマエら怪しい」って指さされたり、「俺にもノート貸せ」なんて脅されたりすんのに。

青「ホンマにおんなじ学校のヤツらなんかな…」

早足で大倉の部屋に向かいながらいつも同じことを考えてしまう。

青「あーあ、やっぱりこんな所早よ出なあかんで！」

部屋に入って後ろ手で鍵を閉め、ブレザーを脱いだら大倉のベットへダイブ！！

…いつもなら自分のベットにダイブする亮に怒ってる立場やのに。でも、これって意外と気持ちいいんよな(笑)

青「ふーん！…大倉、委員会でもあるんかな、今日は遅いな～」

あくまでも大倉の勉強に付き合うって形で、横で宿題やったり課題進めたりしてるからひとりやとなんもやる事がない

はじめはボーッとケータイいじったりしてたけどそのうち瞼が重くなって、いつのまにか目を閉じていた