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◇
シャリシャリ
シャリシャリ…
部屋に運ばれて来たリンゴをテーブルの真ん中に置いて両側からフォークで刺して黙々と食べる
シャリシャリ
シャリシャリ…
黄「おいしいな」
シャリシャリ
シャリシャリ…
青「うん……」
ホンマは嘘。
リンゴの味、全然わからへん///
始めっから泊まるつもりやった亮は、家でお風呂も済ませて来てて、明日の塾の用意も持って来ていた
せやから、後は眠るだけ
今までかて、何回も泊まったり泊めてもろたりしてたのに、この気まずさってなんなんやろう
シャリシャリ
シャリシャリ…
…確か、最後にお泊まりしたんは、、
夏季合宿の前日
…丸と亮が付き合う前、か。
シャリシャリ
シャリシャリ…
このリンゴがなくなったら、どうなるんやろ？
せやけど今は、無言でリンゴを食べることしか出来ない
そして、その時はくる
黄「ごちそうさまでした」
青「あ、ほな、俺、お皿返してくるし、ついでにお風呂入ってくる」
黄「じゃあ、俺、歯磨いてこよかな」
…落ち着かない俺と、いつも通りの亮。
お互いに用事を済ませて部屋に戻ると、パジャマに着替えた亮が先にベッドで寝転がっていた
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年4月2日 11時
