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7月 ボクの朝練 ページ6

青side



目が覚めたらまだ早い時間で



ほんまはまだ寝てたいけど、気合い入れてベッドから這い出ると、眠い目をこすりながら新聞紙を敷いたままの部屋へ行き毛氈の前に正座。



「ほわぁ〜あ〜、あ、あ〜…」



あぁ…、あくび止まらへん…(涙)



こんなんで練習になるんかな?



でも、A先生に『毎日一度は筆を持ちなさい』って言われてるから



「せんせー、信じてやるしかないよね〜」



だから、僕は今日も筆を持ちます。



…持ちますよ。



てか、もう持ってんねんけどさ、



「めっちゃ視線感じる…」



チラッと背後のドアを見ると、ほらやっぱり。



大倉が覗いてるww



「入ってきたら?」



「ええん?」



「えーよ。だってここ大倉の家やんww」



「わーい。ほな、おじゃまします♪」



「ふふ、大倉もパジャマのままや」



「だって目ぇ覚ましたら俺の抱き枕がおらんからさ、ソッコーで探しにきたんやしww」



言いながら、隣に座ってギュ〜///



「あ、大倉っ、顔近付け過ぎ。///鼻同士当たってもうてるやん///」



「だっておはようせなあかんから。…おはよう。…チュ」



「…おはよう///」



「よう寝れた?…チュ」



「ぁ///…うん、ほんまはまだ眠いけど、いっぱい遊びたいから早よ起きた。先にやる事やってまいたいし」



「それ?…練習?」



「うん。すぐ終わらせるからちょっとだけ待っててな」



「オケー。…チュ」



「もう///いちいちチューしてたら始めれへんし。ちょっと離れてぇやー」」



「なんでー。これも練習の一環やん?キンチョー対策や。ドキ ドキしながらでも自分の力出し切る練習。な?…チュッ」



「…絶対良いように言うてるだけやしさ、もー///」



「でー?何書くの?昨日みたいに詩?なんか課題とかあんのー?」



「別に決まってない。直感でやってるだけ」



「ふーん。あ、じゃーあー…」



顔を少しだけ後ろにひいた大倉が「俺見て、俺のこと書いて?」て笑顔でニンマリ



「え〜///」



「そんなあからさまに嫌がるなや!…ほれ。お金もらえる顔作ったるから」キリッ



「わー、ほんまや。朝イチやのにいつものだらしな〜い感じ消えた」



「コラッ(怒)」



「あははははっ!!ww」



「あはは、やないよ!マジメにしぃや!」



「なにそれー!自分がやってたことは棚に上げてよーそんな事言うわぁ!」

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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年10月27日 21時

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