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「はいはい、おしゃべりは後。早よ書きなさい」
「その言いかた、おかあさんみたいww」
「ほれ、早よ！」
「もー、わかったぁ！(汗)」
ええっと、、
…こんなんどう？
「はい、出来ました」
「どれどれ？…『イケメン』？…てか、カタカナあり？」
「なんでもええんやもん♪」
「それにしたかて語彙が乏し過ぎやろ」
「…それ、先生にも言われてる。言葉知らなさ過ぎって(汗)」
「んー、じゃあ〜、それも練習したら？」
「どうやって？」
「さっきと一緒。俺見て、思いつく限りの言葉を書いていったら一石二鳥やん」
「あぁ。なるほど…。」
「その前にちょっとだけ待ってや」
「…？…うん」
大倉はお尻を上げて移動。僕と対面になる所に座って、またカッコつけて
「はい、始めて」
「んー、、なんか、やりにくい…」
けど、やらな終わらんし…
「ええっと…、こんなんどうですか？」
「なになに？…『男前』。…まぁ、いいか。じゃ、次」
文鎮はずして書いたものは横に並べて、毛氈の上に新しい半紙を置いてくれる大倉は「はいどうぞ」って言ってからまたキメポーズ〜☆
「うーん、、、」
なんか、もう逃げられへんし。仕方なしに『カッコイイ』だの『イケてる』だの『美男子』って書いて大倉に見せると、「つまらん」「そのまんまやん」「他になんかないの？」てケチつけられて…
…これ、なんかメンタルやられる(涙)
「なぁ、大倉、もうやめたい…///」
「え、ちょっとどうしたん？あれっ、鼻声やし涙目になってるやん？！え、そんなにツラかったん？」
「…国語嫌いやから辛すぎ(涙)起きたばっかりやのに、頭働かへんし。もう、イヤや(涙)」
「わぁ、ごめんごめん！」
作品の間を爪先立ちでこっちまで来ると、また最初みたいにギュッ
「ほら、可愛い子にはイジワルしたなるやろ？アレやから。そんな気にせんと、ほら、泣きやみ？！…と、言いつつ」
「？？」
え？何？って顔を上げた瞬間
パシャリッ
「うわぁ！///」
「へへー。パジャマのまま半泣きになってるかわい子ちゃんの写メゲット〜♪///」
「もー！！！！！(怒)」
…この後？
決まってるやん。
僕、筆持ってんねんで？
そう、ほっぺに思いっきり「×」マーク書いたった！ww
「うわー！イケメン台無しやしー！！」
自分で言う？！ww
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年10月27日 21時
