wonderful×3 (vol.13) (ページ47)

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花束とハナちゃんを抱えて歩くおねえさんの後ろをついて行く

ほんまは聞きたい事山のようにあるん。

大倉のおばちゃんからどういう経路でおねえさんに繋がったのか。なんで犬を飼おうと思ったんか。どうやって章ちゃんから連絡が来たんか。…最近はどうしてたのか。……そういや目ぇ、どうなったん？などなどなどなど…

…でも、聞かれへん。

だっておねえさんめっさ楽しそうやのに水さしたら悪いし、

男のクセにアレコレ聞くん？てひかれたらイヤやし///

うーーーーーん(汗)

『ハナちゃん、この先に公園があるんだよ～。今度一緒に行こうね』

「キャン♪」

『ねーねー』

黄「あっ、はいっ」

『君もおにいさん連れて遊びにおいでよ。おにいさんハナちゃんの事とっても可愛がってたんでしょ？』

黄「あ、あっ、はいっ。言うときます。章ちゃんきっと喜びます」

『いや、待てよ』

黄「？？」

『…公園より、今日みたいに彼氏さんの家集合の方がいいのかな？ハナちゃん預けてあたしたちも出掛けられるしさ』

黄「ええっ？！///」

『…イヤなの？おにいさん孝行するの』

黄「あー、そっち(汗)」

『ん？』

黄「あー、いえっ、なんでもないですっ」

『おにいさん、明るく振る舞って盛り上げてくれてたけど、ハナちゃんとお別れするの、寂しかったんだと思うんだー』

黄「あ、そう言えば…全然ハナちゃんと遊んでなかった」

『でしょ？…きっと、あたしに慣れさせようと思って我慢してくれたんだよ。だからね、たまにはハナちゃん預けて、思いっきり遊んで欲しいなって』

黄「……おねえさん」

そこまで考えてたん？！…すごすぎへん？

『さー！ボケーっとしてないで、帰るよー！歩け歩けー！うちはまだまだだぞー！』

黄「……え、あ、ちょっと！」

前を向いてどんどん歩いて行くおねえさん。その背中に向かって「やっぱり敵わへんし！///」そう叫んでから、

黄「ちょっと待ってって、聞きたい事いっぱいあるしー！//」

追いかけて行って、横に並んでみた。//

　

◇◇◇

青「ハナちゃん、最後抱っこしたかったー！(涙)」

緑「えらかった、えらかったで//。でもほら、今生の別れでもないし。また4人で遊ぼう」ヨシヨシ

青「うん///ハナちゃんがキューピットになりますように…」

緑「せやな～///」

happy birthday to…