83 ページ5
やった!やすくん見てくれたー!
…のはいいけど。おーくらくん、なにその悲しげな声。
気になってあたしもやすくん見てみたら。
Σありゃ!ベソかいてんじゃん💦そんなに辛かったんなら、帰るなんて言わなきゃいいのに
『キャンキャン!』
おーくらくん離してっ!あたしやすくんとこ行って慰めたいっ!
なのに、クッションの上に降ろされて。おーくらくんがやすくんをハグ
「どしたん?」
どしたん?じゃないよ!離れ難かったんだよ。そんなのもわかんないの?男前のクセに色々残念だなぁ!
おーくらくんの腕の中にすっぽりハマったやすくん。小声で「チョコ…涙」
「チョコ?」
「おーくら、踏んでる…」
「Σえっ、あ、ごめんっ!」
ちょっ早で飛び退いたおーくらくんの足元には
Σあ!さっき取り上げたもうひとつの紙袋が💧
あれ、やすくんが悩んで悩んで買ったチョコだよね
「ほんまごめん💦え、中身チョコ?誰かに持ってくモンやった?!」
拾って中を確認。あー、箱の角が潰れちゃってる
やすくんは益々泣きそうな顔になって…
69人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2023年5月2日 12時