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朝、目を覚ました時、隣にやすくんの姿は無かった。



シャワーかな?お着替えかな?



ベッドを降りて…あっちこっち見て回るけど、やっぱり居ない。



ええ…、寝坊して置いて行かれた??



『キューン!キューン!』



精一杯鳴いて鳴いて鳴きまくったら、



玄関から「起きたかー?」ってのんきな声が。



やすくん居たー!!



『キャンキャンキャン!』



大急ぎで駆けて行くと、そこにはふわっとしたワンピースを着て小脇に布製の箱を抱えたやすくん。



うわぁ…、可愛く仕上がったねぇ…



青「そない見んで//恥ずかしいやん(笑)」



照れたやすくんは、あたしを抱きかかえると毛を軽くブラッシングしてリボンを付けてくれた



青「うん。バッチリ。可愛なったで」



姿見の前で、ふたりでポーズを決めたら「初ドライブ記念」って写メ。…なんだか、ジョシコーセーさんみたいだねぇ(笑)






青「よっしゃ。ほな行こか?」



『キャン!』



やすくんはさっきの箱に愛用のタオルを入れると、空いている方の手であたしを抱っこして駐車場へ。



いつも病院や美容院に行く時に乗せてもらうお迎えの車とは違って、今日はやすくんの車でお出かけ。もちろんあたしは初めて。



その助手席の扉が開くと、車内はほこほこ!



青「暖かいやろ?さっきちょっと温めといたんよ?」



あ、それで、居なかったのか!



やすくんが助手席に持ってきた箱を置くと、あたしの特等席の出来上がり♡



青「そんな遠くないけど、気持ち悪くなったら言うてな?」



箱ごと、しっかりベルトを掛けてくれたら、やすくんも運転席に座って…



青「レッツ、ゴー!!」



バッビューン!!って、すっっっっっごい運転!!!!



『キュー!キュー!!キュー!!!(涙)』



青「あ、ごめんごめん(笑)//」



ごめんごめん、じゃないよー!!見た目と運転、大違いじゃん!!気を付けてよねぇー!!(涙)

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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年1月7日 16時

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