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青「ふん、ふふん、ふーん♪」



やすくんはソファーの上で胡座をかくと鼻歌なんかを歌いながら、親指だけを動かしてケータイを見ている



なんだかとっても楽しそう



…隣に行って覗いてみようかなぁ



〜♪



青「うわ、着信や。はい、はーい。あ、おーくら?」



おーくら?



青「今?家おるで?…何って、別になんもしてないけど、強いて言うなら彼女とかくれんぼ?」



やすくんはそう言うと、ケータイをあたしの方に向けた



青「見えた?可愛いやろー??」



…や、やだぁ//可愛いとか言われちゃったー♡



『キャンキャン♡』



青「お前もおーくらの顔見てみるか?ほら、出といで。画面見せたるから」



うー、、、そんなこと言われたら、



……気になる気になる気になる気になる気になる!



『キャン!』



青「はい。ナイスキャッチ〜、おてんば娘ー」



し、しまった!



誘導作戦に引っかかってのこのこ出て行ったら捕まった!!



『ウー、キャン!!』



青「わ、まだ怒ってる。…もう、ゴメンて。ケンカしててもつまらんやん?仲直りしよう?」



…むう。それも一理あるしなぁ。仕方ない、許してあげるか



あたしは、やすくんの胡座の中に収まると、やすくんのお腹をタッチした



青「…仲直りしてくれるん?握手?」



『キャン!』



そうそう。仲直りは握手でしょ?



神社に居る時に、何回か見たことあるもん



青「あーくー、しゅ」



やすくんはあたしの脚を優しく掴むとブンブンと振ってから、そのまま抱っこしてくれた



青「これで仲直り〜。…んま!」



んにゃ!ちゅーされた/////



緑『ちょ、いつまで待たすんよ!』



青「あ、ゴメンゴメン(笑)…ほら、見てみ?これがおーくらやで?」



やすくんが見せてくれたケータイの画面に映るのは



はぁー、なかなかのイケメンさん



『キャン』



緑『こんにちわー。おにいさんも犬好きやから、また遊ぼな?』



わ、ホントに!?



緑『けど、あんまりやすの事、独り占めしたら虐めるで』



え!?



青「もう!おーくらぁ!!…それより、要件なんなん?」



緑『あ、せやった!あんな…』



やすくんはあたしをソファーの上に座らせると、夢中になっておーくらくんのお話しに耳を傾けていた

3→←1 おねだりは誰のため?



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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年1月7日 16時

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