#37 ページ37
「あぁぁぁあぁぁ…カムバック私の平凡な日常」
「Aさん、いつにも増して死んでますね?」
「アツシ、それストレート駄目。キツイ。」
アツシの直球ストレートにより、ライフがピコピコと点滅している。
でもこれはしょうがない、だって犯罪者と大嫌いな人間に告られてんだもん。
運命の神様がいたら速攻でぶっ殺す。
でもやっぱり落ち着かなくて、途中でうずまきに休みに行った。
そしたら、後からアツシも入ってきて、
「…あの、僕でよければ…、話してくれませんか?もしかしたら解決できるかも…!」
と。めっちゃいい子…、アツシは私の永遠の親友だわ…!!
「…うん…、あのねぇー、私………」
それで安心して全て話した。
中原中也の事も、太宰の事も、私の気持ちも。
ぜーんぶぜんぶ話した、けど…
アツシの顔が、途中でとてつもない真顔になったんだよ、うん。
「アツシーーーー??生きてるかーい」
「あっ、その、すいませんっ!つい……」
「いやいいけどね?そんな所も私の癒しだからさぁ」
「そう、ですか!」
くしゃっ、と笑うアツシ。
この子の笑顔はどうしてこんなに可愛いのかな
おばさん、キュン死しちまう。
あ、そろそろ戻らないと今日の分終わらん。
立ち上がって会計をしていく。
そのままアツシの方を振り返って、
「ありがとうね〜。お陰で楽になったよー…。今度言われたらガツンと返してやる!」
グッと親指を立ててドヤ顔をして店を出る。
決まった( ・´ー・`)
かららん、とベルの音を聞いて、階段を登っていった。
「ああ、僕ったら。うまく笑えてたかなぁ。」
僕は相変わらず、無力だ。
度胸が無くて、男らしくなくて。
女性との話だけで、ほら。こんなに心拍数が上がっている。
やっぱり、早く伝えれば良かったんだ。
僕なんかが、太宰さんや中原中也さんにかなうわけがない。
………いや、弱気になってどうする。
このままじゃ、何も変わらないじゃないか。
きっとAさんの事だから僕の気持ちは言わないと伝わらない。
早い者勝ちだって、そう、決まっていたじゃないか。
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山鶴月@草神茜羽(プロフ) - As.@暇潰生活さん» 是非是非(^ω^) (2017年2月26日 15時) (レス) id: 4b4488fab6 (このIDを非表示/違反報告)
As.@暇潰生活(プロフ) - 山鶴月@草神茜羽さん» コメントして下さる方は神様ですから…!!私も地球の中心までご一緒させて下さい(笑) (2017年2月26日 15時) (レス) id: 720431c454 (このIDを非表示/違反報告)
山鶴月@草神茜羽(プロフ) - As.@暇潰生活さん» えぇ?!返信来ると思ってなくて.....ありがとう御座います!私は今の時点で埋まりすぎて地球の中心に達しそうです〇| ̄|_ (2017年2月26日 15時) (レス) id: 4b4488fab6 (このIDを非表示/違反報告)
As.@暇潰生活(プロフ) - 山鶴月@草神茜羽さん» 御期待に添えて嬉しい限りです!!いろいろと迷惑をかける事もありました…。応援して頂けて、コンクリに埋まる勢いで感激しております!!ご完読ありがとうございました!! (2017年2月26日 14時) (レス) id: 720431c454 (このIDを非表示/違反報告)
山鶴月@草神茜羽(プロフ) - うわぁぁぁぁぁあ!思ったよりも(良い意味で)斜め上を行く結末で.......うわぁぁぁぁぁあ!完結おめでとう御座います!これからも応援してます! (2017年2月26日 14時) (レス) id: 4b4488fab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:As.@暇潰生活 | 作成日時:2016年10月16日 23時