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「やったらええやん(笑)」
『翔くんやったらめっちゃギャップあって面白いよ、絶対(笑)』
杉「Aさんはやらないんすか?」
『そういうのめんどくさくて続かなそうだし…』
「それはそう。絶対続かへん(笑)」
卓「そうなんすか?(笑)」
「めっちゃ飽き性やもんな?」
『うん(笑)』
西「へ〜意外っす」
『そもそもSNSって苦手だし…』
翔「そうなの?」
『うん、なんか…難しいじゃん、色々。自分の好きなこと載せてアンチされるの嫌だし、人がやってるのたまに見るくらいで丁度いい』
翔「確かにねー…」
『ま、翔くんはそういうの関係なさそうだし、良いと思うよ(笑)野球選手ってファンとのコミュニケーションの場あんまりなさそうだし…ファン喜ぶんじゃない?』
「「おぉ…」」
卓「説得力が…違いますね、なんか(笑)」
しっかりしてる人だなあ、と話を聞いていて思う。流行りに簡単に乗らず、自分の意思をちゃんと持っているところとか、意見を押し付けずにアドバイス出来るところとか…テレビ越しに見るだけでも魅力的なのに、実物はさらに魅力的って…この人なんなん?(笑)
『お手洗い行ってくるね』
「おう、気をつけてな」
『うん』
翔「相変わらず仲良しっすね」
「ん?まあな(笑)」
翔「てかよく二泊三日も予定合わせましたね!」
「めっちゃ無理やりやけどな〜あいつ明後日クランクインやもん(笑)」
杉「売れっ子すげぇ…」
西「やっぱ撮影してると会えないっすか?」
「基本はなあ。ロケだと地方泊まりはよくあるし、都内でも帰ってくるの深夜とかになると…シーズン中は一緒に住んでても最低寝顔しか見れんとかそんな感じやな」
「「へぇ……」」
翔「そんな中で愛を育んでいる、と」
「(笑)」
そんなこんなで5時間近く会は続いたのだった。
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翔「すいません、ご馳走になっちゃって」
「「ありがとうございました!」」
「ええよええよ、楽しかったから。予定空けてくれてありがとな」
翔「勇人さんのためなら、いつでも(笑)」
「気持ち悪(笑)」
翔「Aちゃんありがとね、せっかくの旅行なのに誘っちゃってごめん」
『全然!楽しかったから…また飲もうね、みんなも!』
「「はい!」」
タクシーに乗り込む勇人さんとAちゃんを見送って、ファイターズチームは一息つく。
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作者名:ハナ | 作成日時:2018年9月19日 23時