・ ページ27
『そうです』
女の子「あ、あのっ…私、Aさんの大ファンで…っ」
『ふふ、そうなの?嬉しい〜』
女の子「(泣)」
『あっやだやだ泣かないで〜(笑)』
女の子「7月の真駒内のライブも行きました(泣)」
『ほんと?ありがとう』
女の子が、感動して泣き出してしまう。Aはティッシュを取り出して渡してあげてる。それを見守る俺と男の子。
「高校生?」
男の子「はい。…あの、プライベートなのにすみません…」
「はは、ええよ、全然(笑)」
しっかりしてるなあ(笑)普段自分1人なら対応しないけど、Aがフレンドリーに会話するのと男の子の方も礼儀のある子だから…俺も会話に参加しよう(笑)
『2人はカップル?』
「「そうです」」
『おお、声ピッタリ(笑)』
「学校帰り?もう終わったん?」
男の子「今日午前で終わりの日で…」
『そうなんだ〜だからかあ』
女の子「あの…握手してもらってもいいですか…?」
『いいよ〜』
女の子「ありがとうございます!」
『握手だけでいいの?(笑)』
女の子「えっあ…じゃあサインもください…!」
『ふふ、はーい。これからも応援してね』
はい!と元気よく返事をした女の子。そうだよな。こんな優しく対応されて、ファンをやめる奴はいないよな〜(笑)
女の子「いきなりすみませんでした、デート楽しんでくださいっ」
『ありがと〜』
去っていった2人。Aと顔を見合わせて笑う。
『私たちも行こっか』
「やな」
「いつもあんな神対応しとるん?」
『時間があるときにはね〜』
「へえ…」
『他のメンバーよりファンの子と触れ合う機会少ないから…、こういう時やないと触れ合えないやん?』
意外に考えてそういう対応になってるんだ、と感心する。俺がエキサイトシートの子供とキャッチボールをするようなものか。
『まあ勇気出して話しかけてくれた子に、冷たい対応はとりたくないしね』
「ツイッターとかで神対応って書かれるな」
『あはは、かもね(笑)』
それはそれで好感度アップでええんちゃう〜なんて笑うA。もともと高い好感度をこれ以上上げてどうする気だ…総理大臣にでもなる気か?(笑)
『さっ次いこ次〜』
686人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハナ | 作成日時:2018年9月19日 23時