指に触れる愛が、

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「任せてください。…大切にします」



うんうん、と頷く白鳥さん。ニカッと笑って、



白「ま、女遊びも今はしてないみたいだしなっ」
「……」
柚「白鳥さん…(苦笑)」
佐「白鳥さんせっかくいい感じだったのに…」
「まあ、昔はそうでしたけど、今はもう興味もないんで(笑)」
白「最初、Aの交際相手聞いた時はびっくりしたもんな〜心配だったんだよ、色々さ。でも柚木に聞くと上手くやってるみたいだし。ほら、前の彼氏なんかはさ、こっちがなんも考えずに仕事ばっか入れてたらすれ違って別れちゃったからさあ…今も忙しいのに、今回は大丈夫みたいだから、結構気になってたんだよね」
「……(笑)」
柚「白鳥さん…喋りすぎ…(苦笑)」
佐「またAに怒られますよ…」



喋ると止まらないタイプなのか？この人は。普通今彼の前で元彼の話題出すか(笑)



白「えー？」
柚「普通元彼とか言いませんから！！Aさん、白鳥さんは余計なことばっかり言うっていつも怒ってますよ！」
白「あー…これナイショね」
「ははっ(笑)」



こんな人たちに囲まれて仕事して、そりゃもA楽しいはずだわ。佐伯さんも、多分少し考え方が違うだけで、本当はAのことちゃんと思っているんだろう。

Aが、今回のことで事務所のことを悪く言わない理由は、それを知っているからなんだろう。たくさんの人に大切にされて、AAという芸能人は、人気を誇っているんだと実感した。



「大丈夫ですよ、白鳥さん」
白「ん？」
「Aほど、良い女はいないって知っちゃったんで、もう手離せないんすよ。どんなにお互い忙しくたって、すれ違ったって、ちゃんと2人で、全部乗り越えていきますから」
柚「…坂本さん、めっちゃ男前」
白「ははっ！Aが好きになるわけだわ、こりゃ」




後に、白鳥さんは「この出来事があったから俺は2人のこと応援したいって思ったんだよ」とAに教えてくれたらしい。

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