12. 球速105km/h ページ24
「お前なんか今日髪型決めてる?(笑)」
菅「そりゃ決めますよ!今日寝癖つけてくるやつジャイアンツにいませんから!!」
ロッカールームで、完全に浮ついているチームメイトを見て苦笑いする。今日はAが始球式に登場する日。登場が告知されてからずっと生のAAに会えると皆んなソワソワしていた。
まあ、Aのこと嫌いな男なんてこの世に存在するのかレベルで人気の彼女だから、当たり前っちゃ当たり前だけど、彼氏の身の自分としてはなかなか複雑な心境だ。
小「どないしよ、吐きそう」
菅「心配するな、俺もだ…」
緊張して吐きそうな奴おるし(笑)
自分の彼女の人気度を肌で感じつつ、こっそり1人ニヤける。実は、今日Aをようやく彼女です、と紹介出来るのだ。始球式をやると発表された後(知った時ビックリしたわ。)に連絡したら、『挨拶したほうがええよな?勇人がええなら挨拶させて』と自分から言ってくれて、こちらとしては待ちに待った瞬間だったのをAは知らないだろうから、冷静を装って「じゃ、試合後にご飯でもいくか?」なんて言って紹介する約束を漕ぎ着けた。
さすがに試合後にAをロッカー連れてったら割と激しいサプライズになっちゃうしな…
亀「AAちゃんか〜」
阿「智之と誠司なんであんなガチガチなの?」
長「Aちゃんの投球練習呼ばれてるんですって〜羨ましい。なんで俺野手なんだろ」
亀「今から転向したらええんちゃう(笑)」
長「三軍にも入れないっすねそしたら」
どこもかしこもAの話題で盛り上がってる。
そんな光景を横目に見つつ、練習に向かう準備をする。
負け試合の後に紹介したくないしな。
そんな空気最悪のなか呑気なことできないわ。
今日はなんとしてでも、勝たねば。
833人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちぇる(プロフ) - こんばんわ、初めまして!キュンキュンしながら読んでいます。Twitterフォロー失礼します。 (2021年8月29日 22時) (レス) id: 1fb1214a6e (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - ぴよさん» ありがとうございます〜許可させていただきました! (2019年11月7日 20時) (レス) id: 98e31ab7a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ - Twitterのフォロー失礼します! (2019年11月6日 23時) (レス) id: 83114b884a (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - milkさん» どのアカウントでフォローしてくださったのか分からないので、DM頂けると嬉しいです。 (2018年11月2日 17時) (レス) id: f98a4423c1 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ツイッターのフォロー失礼します! (2018年11月1日 19時) (レス) id: 9282ec8f15 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハナ | 作成日時:2018年9月17日 22時