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Aの傷は、冬美の応急処置によってだいぶ良くなっていた。
｢大丈夫？少し跡残っちゃったけど…もう痛まない？｣
｢はい、大丈夫です。ありがとうございます。お仕事で疲れてらっしゃるのに、申し訳ないです｣
申し訳なさげに頭を下げるAに、冬美は慌てて顔を上げさせる。
｢なんでなんで!!焦凍がしちゃったことなの、謝らないで!｣
｢いえ、私があんなふうにさせちゃったんです…｣
｢……Aちゃん｣
俯いて悲しげな表情をするAの背中をさする。
冬美はAに視線をあわせ、優しく呼び掛けた。
｢それまでの過程がどうであれ、怪我はさせた方が悪いの。ましてや女の子の身体に傷をつけるなんて…、焦凍はよくわかってるはずなのに…。だからAちゃんが気負うことないのよ｣
｢冬美さん……｣
｢焦凍には、私から話しておくよ。今日は送っていくから、ね？｣
冬美の言葉に｢はい｣と素直に頷き、Aは冬美の車で自宅まで帰ることとなった。
冬美はああ言っていたが、Aの胸の内は轟に
対してのことでいっぱいだった。
無事自宅に着き、冬美にお礼を言ったAは家の中に入ってすぐに自分の部屋に籠った。
制服のままベッドに横になり、自分の手首を見る。
｢……｣
あのあとの轟の両側の個性を思い出す。
あれほど使わないといっていた左側の炎の個性。
それを出させたということは、それほど自分が怒らせたんだとAは反省した。
それでも、胸のもやもやは晴れない。
根本的な原因は何も解決されてない。
自分の正直な気持ちをまだ轟に伝えることが出来ていない。
しかし、今の轟に伝えられる勇気が自分にはない。
｢爆豪かぁ…｣
轟が今日怒っていた原因。
爆豪はそんなに仲が良いっていう訳では無いが、何かと一緒になることが多い。
轟とは爆豪のことや、自分の正直な気持ちをもう1回ちゃんと話さないと、とAは決意し、しばらく手首をじーっと見ていた。
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ちぇな(プロフ) - 更新頑張ってください！待ってます！ (2020年3月22日 9時) (
レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
かずは(プロフ) - かっこいい2人の小説でとっても楽しみに読んでます！ それと、夢主設定で、女の子作ってたじゃないですか、そのアプリなんて言うアプリを使っているんですか（具体的に）？よければ教えてください！！これからも楽しみにしています！ (2020年3月4日 14時) (レス) id: e2db7e070d (このIDを非表示/違反報告)
和乃佳 - スッゴク好きです(*´∀`)♪イケメン二人の夢小説きたｧｧｧ！！！って叫んでおりました(゜∀。) (2020年3月2日 8時) (レス) id: b2b337d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - 青い夕日さん» コメントありがとうございます！あるある要素これからもっと入れられるように頑張ります。 (2020年3月1日 21時) (レス) id: 132c2747c4 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - タイトルが面白い。好きな子には意地悪してしまうのは男子のあるあるですよねぇ。爆豪がそういう系って想像するのわかります。更新頑張ってください！ (2020年3月1日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴香 | 作成日時：2020年2月16日 16時
