鶴が九十三羽 ページ23
朝餉の後──
「…何を作るか」
プリンやケーキはその気になれば作れる
ただ時間はかかるが
うん、マジで困った
燭「鶴さん何してるの…?」
「ぬおっ!?」
燭「何その声…」
光忠が腹を抱えて笑い始めた
辞めろ、めちゃくちゃ恥ずかしいじゃないか
自分でもあんな声出るとは思わなかったんだよ
「光坊…笑いすぎだぞ」
燭「いやぁ、ごめんね?普通なら鶴さんが驚かす側なのに」
「亜種だが良いことの方が多いだろう?」
燭「時々鶴さんらしさが消えるけどね」
「辞めろ言うな」
まぁ結論から言うと直す気もない
直したところで何になる?
俺もこいつ等も大きな得はしない
ただ、普通の『鶴丸国永』になるってだけ
初めて誰かを驚かせようと思った時に向いてないって悟ったからな俺は←
燭「それで、何してるの?」
「でざーとを作ろうと思ってな」
燭「あっ、本当に作るんだ」
「ん?俺が作らないとでも思ったか?」
俺がそう言えば
光忠は少しだけ呆れたような顔をする
いや、傷付くんだが
燭「それで…何を作りたいの?」
「ぷりんかけーきだな」
燭「手の込んだ物を作るんだね…」
朝餉がさっき終わったばかりだ
なのに、今からスイーツを作るんだ
そりゃ呆れるか、ははっ(乾いた笑い)
燭「仕方ないから僕も手伝うよ」
「有難いな!」
手伝ってくれるだけで凄く嬉しかったりする
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カノト(プロフ) - 真紅さん» 有難うございます!あんな感じで良かったのか不安でしたが、満足頂けて良かったです! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - カノトさん» 拝見させていただきました。 凄い、こう、間極まって言葉が出てこないんですが、凄く良かったです! ありがとうございました!これからも応援しています! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
カノト(プロフ) - 真紅さん» リクエスト有難うございます!確かに本編じゃまんばちゃんとの絡みが未だ無いので頑張らせて頂きます! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - まんばちゃんとの絡みが見てみたいです。一気見しちゃうくらい面白いです!寒くなって来たので御自愛ください。 (2017年12月2日 18時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
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