鶴が九十羽 ページ20
鶴崎は出掛けて行った
といっても学校だ
学生の仕事だな
三「なぁ鶴よ」
「そろそろその呼び方も辞めてもらいたいな…」
三「無理だな」
即答だよこのじじい……
「それで…何か言いたい事があるのかい?」
三「主をどう思う」
「どうって?」
三「人間として、審神者として認められるか、という事だ」
「…君はどうなんだ?」
三「五分五分、というところだな」
「なら俺は八割だな」
三「ほう…鶴は認めているのか」
「まぁな…光坊も倶利坊も主を認めている、それに俺は主に昔、会った事がある」
三「主に…?」
そりゃあ会った事ある
死ぬ前なんてほぼ毎日顔を合わせていた
それなのに会った事が無い方がおかしいだろう
「主は悪い人間じゃない、俺達を第一部隊にしているのも、俺達を認めているからだろう」
勿論、強いからって理由もあるかもしれない
けれど、何時でも俺達と居ることだって
定期的に近侍を第一部隊から変えていたり
特に第一部隊との仲は良さそうだ
俺達のレベルがカンストすれば
次は第二部隊、第三部隊と変えるだろう
現に今は
戦力拡充計画で新しく来た新人達の育成に
一番時間を費やしている
捜索演習が俺達の部隊だ
そして市中演習は第二部隊
第三部隊、第四部隊はまだ最初の演習場所
「君も主を認めたらどうだ?あの審神者は前任と違う」
三「…分かっている」
分かってないよな……
三日月、お前はそこまで人間が憎いか?
だとしても、鶴崎を恨んだって何も無いんだぞ……
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カノト(プロフ) - 真紅さん» 有難うございます!あんな感じで良かったのか不安でしたが、満足頂けて良かったです! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - カノトさん» 拝見させていただきました。 凄い、こう、間極まって言葉が出てこないんですが、凄く良かったです! ありがとうございました!これからも応援しています! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
カノト(プロフ) - 真紅さん» リクエスト有難うございます!確かに本編じゃまんばちゃんとの絡みが未だ無いので頑張らせて頂きます! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - まんばちゃんとの絡みが見てみたいです。一気見しちゃうくらい面白いです!寒くなって来たので御自愛ください。 (2017年12月2日 18時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
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