鶴が百一羽 ページ32
「待て…鬼ごっこってこんなだったか…？」
短刀と脇差with蛍丸でやる鬼ごっこ(逃○中)は
とてもハードで疲れるものだった
いや、鶴丸に成った俺の機動が遅いだけだろうけど
色々あって鬼役になったが
俺は今のところ一人も捕まえられていない
だって、皆屋根の上に行ったりするんだぞ
登れねぇよ俺
それで地上戦で頑張ってるとやっぱ足速いし
今「鶴丸、だいじょうぶですか？」
「何…どうって事は無い…」
そう言いながらも俺は息切れが凄い事になっている
疲れて『はぁはぁ』言いながら話しているのだ
体力的にも機動的にも絶望的な状態だった
今「鶴丸ってきどうはそこまでおそくないのに、すぐいきぎれしますよね」
「太刀と短刀の機動の差を知ってるか？」
いや、刀装を装備すれば同じぐらいにはなる
だが今の俺は刀装を全て外している状態だ
つまり、通常値だ
初期値よりはマシだが！
燭「鶴さーん！けーき冷えたよー！」
遠くから光忠の声がした
そうか、もう頃合か
なら、ラストスパートと行くか
「よし！ならばあと三分逃げ切れば勝ちだぞ！」
今「なら、さんぷんかんでぜんいんを、つかまえればいいんですね！」
愛「楽勝楽勝！行くぜー！」
今剣と愛染はそう言って残りの奴等を捕まえに行く
本当、その体力は何処から来るのか
俺は捕まった逃走者達の元へ行く
「よっ、暇してるよな」
蛍「当たり前じゃん、精鋭兵付けたのにさ…」
小「まぁ、戦況は時と場合によるからね」
前「矢張り、捕まったのは悔しいですね」
平「そうですね…」
青「仕方ないよねぇ」
「俺はお前がいる事に最初は驚いた」
脇差の中では身長が高い方の青江が
鬼ごっこに参加してると分かった時は少し……
いや、かなり笑いそうになった
すっげぇ目立つんだよお前
「此処に居ても暇だろう、先に広間に行っていてくれ」
蛍「はーい」
俺がそう言えば皆広間へと歩いていく
「光坊、そこに居るか？」
燭「分かってたんだ」
柱の影から光忠が顔を出した
「予想」
燭「そっか」
「今さっき広間に行った奴等以外にもけーきを食べたがっている奴が居るからもう少し待ってくれるか？」
燭「別にいいけど鶴さんも考えるよね」
「なにがだ？」
燭「おやつを皆のやる気を出す為に使うなんて」
「でないと皆が頑張ろうとしないと思ってな」
燭「人にもよるけど、じゃあ後でね」
そう言うと光忠は厨に戻った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カノト(プロフ) - 真紅さん» 有難うございます！あんな感じで良かったのか不安でしたが、満足頂けて良かったです！ (2017年12月2日 21時) (
レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - カノトさん» 拝見させていただきました。 凄い、こう、間極まって言葉が出てこないんですが、凄く良かったです！ ありがとうございました！これからも応援しています！ (2017年12月2日 19時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
カノト(プロフ) - 真紅さん» リクエスト有難うございます！確かに本編じゃまんばちゃんとの絡みが未だ無いので頑張らせて頂きます！ (2017年12月2日 19時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - まんばちゃんとの絡みが見てみたいです。一気見しちゃうくらい面白いです！寒くなって来たので御自愛ください。 (2017年12月2日 18時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
