#06 風邪…だと？ ページ6
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リヴァイside
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俺は生まれた時から、ケガはしようとも、風邪なんざひいたことがなかった。
だが、“週一大掃除”の後の夜のこと、その日はあまりにも突然にやってきた。
「…っくしゅ！」
『兵長…！？』
「なんだ……くしゅっ！」
『まさか…風邪ですか！？』
「あぁ…？
これが…くしゅっ、風邪…だと……？」
なんだかよく分からねぇが、鼻の中がくすぐったくてしょうがねぇ…なんなんだ、これは。
俺が「くしゅっ、くしゅん」と繰り返していると、Aが俺の額に手を当てる。
『…熱はなさそうですね、幸い』
「……こりゃどれくらいで治るんだ？」
『んー…兵長ならすぐ治ると思いますけど…。
でも、冬ですからね、温かくしててくださいね？』
「なら話は早い、お前がここにいろ。
……が、移るかもしれねぇな。
やっぱり自分の部屋に戻ってろ、A」
『なに言ってるんですか。
私は兵長の看病するので、ここにいます！』
「……」
なんだか…分からねぇが、急に手を伸ばしたくなって、Aを後ろから抱きしめた。
Aは驚いていたが、振り向くと笑って、『寝なきゃダメですよ！』と、俺をベットに誘導する。
寝かされた俺はAの顔を見つめたまま、ふと思ったことをぽつりと呟いた。
「お前…いい嫁になるな」
『……。
…あの、兵長の嫁にしてくださいね』
「当たり前だろうが、他にはやらん」
Aが嬉しそうに笑った。
…おいおいおい。
後光が差して見えるんだが、俺は末期か？
末期風邪…なんてもんはあるのか？
『…兵長が寝るまで傍にいますからね！』
「……悪いな」
『いいえっ！』
「…寝ちまったら、いなくなるのか？」
『……ッ、兵長…？』
らしくねぇこと、言った自覚はある。
これもよく分からねぇが…それでも、お前にいてほしいと思うのは…俺の我儘、だろうか。
『…寝ても兵長の傍にいますよ。
だから、安心してください』
「……ありがとう」
『ふふっ』
「…なんで笑う」
『あははっ、いえ…すみません。
人類最強って謳われるリヴァイ兵長でも、風邪ひくし弱気になることもあるんだなって』
「……今まではなかった」
『人ですから、変じゃないですよ？』
「…移したら、悪いな」
『早く元気になってくださいね、兵長』
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氷飴(プロフ) - みかんさん» 他の作品も見ていただけていたんですか…！？本当に嬉しいです、頑張ります！ありがとうございますッ！(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2018年3月3日 11時) (
レス) id: 885b609761 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 氷飴さん» 分かりました！氷飴さんの作品どれも好きなので頑張ってください (2018年3月3日 10時) (レス) id: 37c35365e5 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴(プロフ) - え、わ、う、嬉しいです！ありがとうございます！！CSSは、ぷぅま様というユーザー様が作られたものを、お借りしています！ (2018年3月3日 1時) (レス) id: 885b609761 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - とっても面白いです！応援してます！このCSSって自作ですか？自作でないのなら教えてくださると嬉しいです (2018年3月3日 1時) (レス) id: 37c35365e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷飴 | 作成日時：2018年3月3日 0時
