#03 紅茶が最強 ページ3
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Aside
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ここはリヴァイ兵士長の部屋である。
突然ですが、リヴァイ兵長は今、机の上に突っ伏して全てを放棄したような表情をしている。
『兵長、兵長、大丈夫ですか？』
「テメェ…これが大丈夫に見えるのか？」
『見えないですけど…。
だから、諦めてくださいって言ったのに』
エルヴィン団長の「全てが有効になるのは今この瞬間からだ」という言葉の元、兵長にはいつもの３倍の書類がプレゼントされた。
その１、人類最強でも仕事が嫌な時もある。
「…したくねぇだけだ。
その内やる、Aはただそこにいればいい」
『それ絶対しないパターンですよね……』
「……苦手なんだよ、こういう仕事は」
『だから、諦めてくださいって言ったのに』
その２、人類最強にも苦手はある。
私もテーブルの端で、真っ白な紙に向かい、『どうしたら兵長がやる気を出すのか』を悩み始める。
『兵長、どうしたらやる気が出ます？』
「…なんだ、なんでもいいのか」
『やっぱり聞かなかったことにします！』
「おい、こっちに来い」
『聞こえてませーん！！』
「……はぁ」
耳を塞ぐ私の視界に入ったのは、溜息をついて、机に頭をこてんと預け、上目遣いで私を見る兵長。
その３、人類最強はあざといし可愛い。
『…も、もうッ！
なんでそんなに可愛いんですか、兵長！』
「テメェもとことん俺が好きなようだな」
『悪いですか…！？
どこでそんな技を覚えてきたんです！？』
私を自身の膝の上に引き寄せた兵長は、これでもかというくらいに私にキスをする。
何度も合わさっては、離れて、また合わさってを繰り返す、私と兵長の唇。
その４、人類最強はキス魔である。
『…へ、兵長はずるい』
「なんでもいいって言っただろう」
『まだ言ってなかったんですけど…！？』
「諦めろ、お前に拒否権はねぇ」
『私の拒否権を返してくださいッ！』
ところで、リヴァイ兵長は、私にキスすると一時的に復活するが、それも長くて数時間程度である。
案の定、数時間後の彼はこう言った。
「…Aが足りねぇ、追加させろ」
『紅茶のお砂糖みたいに言わないでください』
だから、私はいつもの最終手段を彼に用意する。
『紅茶ですよ、リヴァイ兵士長』
「……ッ、や、やる！」
その５、人類最強は紅茶が大好き。
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氷飴(プロフ) - みかんさん» 他の作品も見ていただけていたんですか…！？本当に嬉しいです、頑張ります！ありがとうございますッ！(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2018年3月3日 11時) (
レス) id: 885b609761 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 氷飴さん» 分かりました！氷飴さんの作品どれも好きなので頑張ってください (2018年3月3日 10時) (レス) id: 37c35365e5 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴(プロフ) - え、わ、う、嬉しいです！ありがとうございます！！CSSは、ぷぅま様というユーザー様が作られたものを、お借りしています！ (2018年3月3日 1時) (レス) id: 885b609761 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - とっても面白いです！応援してます！このCSSって自作ですか？自作でないのなら教えてくださると嬉しいです (2018年3月3日 1時) (レス) id: 37c35365e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷飴 | 作成日時：2018年3月3日 0時
