#14 好きだから好きだと ページ14
*
Aside
*
『実は好きです…兵長』
なんだかんだのいつの日か、
お互いの気持ちを知った時、別に“実は…”ではないけれど私から伝えた。
その時のリヴァイ兵長の言葉は――…
「…急になにを言いやがる」
『好きだと思う方に好きだと伝えた次第です！
ですので兵ちょ…っ！？』
「アホか」
途端に私の口は兵長の手で塞がれ、当の兵長はすっごく眉間に皺を寄せて言った。
ちなみに俯きながらも、真っ赤な顔をして。
「…急に言うな、慎みでも…覚え、やがれ」
…大切なことなのでもう一度。
真っ赤で、真っ赤な顔で、そんな表情でやっと紡がれた言葉はそれ。
『…兵長、実は結構可愛いんですね』
「ッ…は！？」
『…不謹慎でごめんなさい。
私今、結構兵長に好いてもらえてるって実感しました』
「…！！？」
『二度と兵長に“好き”と言ってもらえなくても…なんだかもう嬉しいです』
「…っっ」
相変わらず赤くなっている兵長と、そんなあなたについ微笑んでしまう私。
『…あ、でも、言ってくださるともっと嬉しいですけど』
「……二度と言わねぇ」
『え、えー…』
―あの時はといえば…
もう！兵長ってなんて可愛いの…！
人類最強と謳われいつもすました雰囲気を纏っていたあのリヴァイ兵長が、実はこんなに照れやすかったり俯いたりする人だったなんて！！
もしや可愛さも人類最強…！！？
…なんて、
本当にそう思ってた。筈だったというのに――…
「…A、好きだ」
『っっ…！！？』
時は戻り現在はといえば…
私は兵長の部屋で、兵長のベットの上になぜか押し倒されており、私を組み敷く兵長はふっと微笑み私を見ていて―…
もう顔色を変えることもなく、寧ろ楽しそうにそんな言葉を囁くようになっていた。
『…なっ、何があったんですか！？
一体何があったんですか…！！？』
「…急になんだ、何もねぇよ。
お前が好きだから好きだと言っている、それだけだろうが」
『それいつかの私のセリフ…っ！！』
「……あ？」
途端に声を上げた私に、一瞬不思議そうな表情をするも、あなたは優しく目を細めた。
「…愛している」
『…ッ！！？』
*
続く (更新停止中)
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氷飴(プロフ) - みかんさん» 他の作品も見ていただけていたんですか…！？本当に嬉しいです、頑張ります！ありがとうございますッ！(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2018年3月3日 11時) (
レス) id: 885b609761 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 氷飴さん» 分かりました！氷飴さんの作品どれも好きなので頑張ってください (2018年3月3日 10時) (レス) id: 37c35365e5 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴(プロフ) - え、わ、う、嬉しいです！ありがとうございます！！CSSは、ぷぅま様というユーザー様が作られたものを、お借りしています！ (2018年3月3日 1時) (レス) id: 885b609761 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - とっても面白いです！応援してます！このCSSって自作ですか？自作でないのなら教えてくださると嬉しいです (2018年3月3日 1時) (レス) id: 37c35365e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷飴 | 作成日時：2018年3月3日 0時
