No.13 執着 ページ14
事が終わったあと、どうやら私はゴンにおんぶされながらも2次試験に着いたらしい。ヒソカとの出来事を知ったキルアは、鬼の面相で私の頬をグググと離さんばかりに思い切り引っ張り、かれこれ10分間くらいは怒鳴られている。
｢き、キルア。Aも反省してるみたいだし…｣
｢ダメだ。許してやんねー
(Aの首にオレ以外の手跡付けやがって…)
いいか？今後はオレの目に入る範囲で行動しろ。破ったら即殺す｣
『なんすかその理不尽…』
やっとキルアに摘まれた頬を離された私はまだジミジミと少しだけ痛い頬を自身の左手で優しく擦る。ゴンは｢反省している｣とは言ってくれているが、実際のとこは反省していない。でも悪いとは思っている。今まで仕事中や外出の時もずっと隣にいたので、それなりには心配はキルアならするだろう。
テキトーに反省しているフリを見せ掛けてまた面白そうな場面があったら気配を消して離れよう…と心の底では考えていた私。
しかし、この変人彼氏はそんな私の考えを分かっているかのように鋭い目付きで私を睨み、ゴンやクラピカ達に｢席外す｣とだけ言って私の腕を引っ張りながら、森の奥へと進んで行った。
2次試験開始まで残り30分くらい、まだ時間はあるな。と思ってキルアに大人しくついて行った私は今考えると馬鹿であったのだろう
キルアside
｢お前、実は反省してないだろ｣
森の奥底で、オレはAに向かってそう口にする。しかし、Aはとぼけるような感じに｢そんな事ないよ｣と平気で嘘をつく。それじゃ、ダメなんだ。
明らかにハンター試験に受験して、Aに変な虫がつき始めている
確かに、ゴンという楽しい奴と接してオレは楽しかった。しかし、今では少しだけ後悔している。なんだよ、ゴンもクラピカもレオリオもヒソカもずっとAを見てる。5人はどうせ隠してるつもりだけど、オレにとってバレバレ
家出したのも、Aに好意を抱いている兄貴達やカルトから離してやろうと思ったのも理由。
オレのA。オレだけのA
離れるなんて絶対嫌だ。無理やりでも離してやんない
大人になってもずっと一緒。ずっとお前が隣だ
結婚しても死んで地獄に落ちても離さない
キルアの中のAへの愛情のグラスはついに溢れ出したのであった。彼の心は嫉妬という黒い感情にドロドロに濡れていた。
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みさき(プロフ) - 鼻血ブーブーさせちゃってくださいwwwwキルアちゃんたまんなくかわいいっすね、、、、無理せず更新頑張ってください^_^ (2022年11月20日 15時) (
レス) id: c45ef07a74 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ(プロフ) - みさきさん» え、嬉しすぎます。目から血が出るほど嬉しいです((←。鼻からも出てしまうほどガチで嬉しいっす、更新頻度増やせるように頑張りますね、みさきさん、ありがとうございます！ (2022年11月20日 12時) (レス) @page34 id: 30b889220d (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - さ、最高すぎです。定期的に更新されていないか見に来ちゃいます、、 (2022年11月20日 11時) (レス) id: c45ef07a74 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ(プロフ) - 焼き鮭さん» そう言ってくださる。焼き鮭様も最高です、、、！更新、めちゃくちゃ頑張ります！！！٩( ᐛ)و (2022年11月10日 19時) (レス) id: 30b889220d (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭(プロフ) - 最高です、、、！ 更新頑張ってください！ (2022年11月10日 19時) (レス) @page22 id: 64769613b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メロンソーダ | 作成日時：2022年10月24日 19時
