主君と執事 Ⅲ【キルア】 (ページ25)

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執事と蜘蛛の頭ページ25

キルア｢…バーカ！！！｣

キルアはAにそう言った途端 Aの頭に拳骨を食らわせた

『痛い…』

痛みに耐えているAにキルアは真剣な表情で口を開く

キルア｢オレはAを裏切らない！

Aだってオレが小さい時言ってくれただろ！

オレは立場上 Aの主だけどよ

Aの友達でもあるんだ！

苦しいとこなんか見たくねぇよ！

ゴンだってそう思ってる！

例え Aが旅団のメンバーだったとしても

オレとゴンはAを嫌いになったりしない！

クラピカもレオリオもAのことを心配してたぞ！

Aは嫌われてなんかねぇよ

むしろ…その

オレは大好きだし……｣

顔を赤くしながら言うキルアにAは目を大きく開く暫くの沈黙が続いたが Aは先程まで硬かった顔だったがキルアのその言葉に顔を柔げた

そして Aはキルアの頭を乱暴に撫でる

キルア｢んだよ！

グチャグチャになるだろ！｣

『ごめんごめん

なんかスッキリした
後でクラピカ達にも謝らなきゃね

よし私はクロロに電話するから１回部屋の前で待ってくれる？』

キルア｢別にいいぜ｣

キルアは個室の出口のドアノブに触れた瞬間 Aはキルアに爆発発言をした

『あと私もキルアのこと大好きだよ』

キルア｢ｯ〜〜！！

バーーーーカ!!!!｣

そうAに言い残しキルアは個室から出ていった

『(酷いな…)』

Aはポケットから携帯を取りだしクロロに電話をする

クロロ｢もしもし？｣

『もしもし？』

クロロ｢そうか

すっかり忘れていたな報酬は何がいい？｣

『ううん

報酬はいらない』

クロロ｢何故だ？｣

『今回の件で色々気づかされたとこもあったよ

また依頼があったらいつでも言ってよ

ありがとうクロロ』

Aがクロロにお礼を言った途端クロロは大笑いをし始めた

『どうしたの？』

クロロ｢いややっぱりAは面白いな

わかった
もし Aの力が必要な時は Aの力を借りるぞ｣

『うん！

じゃあね！』

クロロ｢あぁ｣