主君と執事 Ⅲ【キルア】 (ページ24)

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一筋の光ページ24

交換後

A達は飛行船に乗った

ゴンとキルアはAに話しかけようとしたが Aは個室へと移動し鍵を閉める

Aの頭の中にはウヴォーとパクノダ

彼女は察してしまったのだ

パクノダが死ぬことを

パクノダはきっと旅団の為に念能力を使って死ぬのだろう

Aはパクノダとウヴォーの死ぬ姿を考えてしまうと涙が溢れてきた

『どうして…』

すると Aの携帯から電話が鳴る
相手はヒソカ

Aは応答ボタンを押す

ヒソカ｢やぁ♡｣

『…うん』

ヒソカ｢アレ？

元気ないね♤

もしかしてゴンとキルアにでも嫌われちゃったとか思ってるの？♧｣

『……』

ヒソカ｢くくく…図星か♢

でも彼らキミのこと心配してそうだったけど？

嫌いではないんじゃないの？♡｣

『…でも私は……』

ヒソカ｢絶望の底に堕ちているキミも美しいけど♡

いつものキミの方がやっぱりボクは好きかな♧

でもこれだけは言っておこう

キルアはキミのこと大好きだと思うよ？♡｣

『そんなデタラメ…』

ヒソカ｢じゃあね♢｣

Aはヒソカの意見に反抗しようとするがヒソカに通話を切られてしまった

Aは溜息を吐き個室にあった椅子に座る

天井をボッーと見ていたAだが彼女にそんな余裕は与えられなかった

ーﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯ!!!

キルア｢開けろっ！！｣

キルアが部屋の前まで来ているのだしかし Aはキルアと会おうとも話そうともしない

『ハハッ…こうすればいいじゃん』

Aは手を魔手に変形させ首に手を当てる

手に力入れようとした瞬間ドアが壊れキルアがAの腕を間一髪で掴んだ

キルア｢何馬鹿なことしてんだ!!!!

Aｯ！！｣

キルアはAの頬を叩く

Aは頬がヒリヒリするまで何が起こったか分からなかった

我に返ったAはキルアの顔を見る

『キルア…？』

キルア｢心配…させやがってｯ……｣

目の前で泣き崩れるキルアにAは驚いた

『えっ！？

ごっごめん！

その…なんか

私は旅団と協力してたし

キルア達にも酷いことを言っちゃったし…

キルアは私が嫌いじゃないの？』