殺気 ページ17
『というか なんで出れたの?まさか魔手で「違ぇよ」え?』
キルアはその場から立ち ドロドロの汚れを落とす
キルア「このトンパのジュース
下剤だな」
『なるほど…』
ゴン「…」
A達はまた走り始めた
ゴンはモゾモゾしている
なぜならレオリオとクラピカが心配なのだ
冷汗をかきながらゴンは前へ進む
そんなゴンにAはトンと優しく肩を叩く
『心配なんでしょ?行きな』
ゴン「っ!うん!」
ゴンは後ろに体を回し 逆方向に向かう
Aはキルアについて行く
すると A達の前に行列が見えた
キルアは口角を上げ Aの方を向く
キルア「A!ゴン!行列が見え…たぜ…」
キルアはポカーンとした
ゴンがいないからである
キルア「お前…」
『何?』
キルアはAをジト目で見る
Aはそんなキルアに笑顔を向ける
そして キルアは1つ溜息を吐き 行列へと向かった
キルア「お前行かせたな」
『さあ?』
キルア「たく…」
サトツが止まり 受験生も止まる
サトツは奥にある建物の前に立って口を開く
サトツ「ここの森林公園が2次試験会場です
では 私はこれで失礼します」
サトツは受験生達の前から消えた
キルアが後頭部に手を組んでAを見つめる
Aの顔は先程のゴンのような顔だ
キルア「大丈夫だって ゴンも戻ってくると思う
な?」
『…うん』
キルアがAを考えてる事の予想はゴンが心配ということ しかし それは違っていた
さっきから イルミの念のオーラを感じるからである
穏やかで迫力があるが どこかねっとりした念のオーラ
思わず冷汗をかいてしまう
Aはイルミらしき人物をチラッと横目で見る
すると イルミもAを見始める
Aの頭から恐怖が支配する
『(私が死んでも守らなければ…キルア様を……)』
キルア「A…?なんか怖いぞ?」
『へっ?』
キルア「殺気なんか出して」
『だ、出てたかな?』
キルア「あぁ
(俺でもビビっちまった殺気をな…)」
周りの受験生は何やらコソコソ話している
Aの事だ
「バケモンだ…」
「ヒソカと同類…」
「人間じゃねぇ…」
化け物やらなんと言っているのをAは聞こえてしまい ピクっとしてしまう
キルアはそんなAを見て バシンッ!と力強く背中を叩く
『痛ッた!!』
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作者名:メロンソーダ | 作成日時:2022年7月18日 15時