主君と執事【キルア】 (ページ18)

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嫉妬ページ18

『痛ッた！！』

Aは思わず物凄く痛い背中を撫でる

キルアはニカッとヘラヘラ笑いながらAに向かって口を開く

キルア｢気にすんなって！俺も同じなんだから！｣

『否定しないのね…』

キルア｢あっはは！確かに｣

Aはキルアの顔が見えていなかったが少し怒っているような表情をしていた

思わず殺気が出るくらいに

『キルア様？』

キルア｢んー？あっ！ゴン達いるぜ！

行こう！｣

キルアはAの腕を掴みゴンの元へ行く

キルア｢ゴン！行けたんだな！｣

ゴン｢うん！臭いを辿ってね！｣

キルア｢…お前変だな｣

ゴン｢え？

あっ！A！！！！｣

『ん？』

ゴンは勢い良く Aの元へ飛びついた

Aはそんなゴンに驚きを隠せない

しかしゴンを受け止めなくてはゴンが転んでしまうので Aはゴンを受け止めた

キルア｢んなぁっ！？｣

ゴンとAはハグしている状態

キルアは思わず声を出す

ゴン｢なんか暗い顔してたから！こういう時はぎゅーしてあげた方がいいってミトさんが言ってた！｣

ゴンがへにゃっとAに向かって微笑む

ゴンの可愛らしい笑顔にAは思わず顔を赤くしてしまう

キルア｢っ〜！離れろお前ら!!!!｣

キルアはAからゴンをベリっと引き剥がす

ゴン｢なんでよキルア〜！Aが暗い顔してたからやったんだよ！｣

キルア｢距離が近い！！｣

ゴンとキルアが言い合いしている光景を見て Aは口角が上がる

『(ゴンならもしかしたらキルア様の友達に…)

ゴン』

ゴン｢なに？｣

『ありがとう』

Aはゴンに優しい微笑みを向けてお礼をする

ゴンはそんなAに笑顔で

ゴン｢どういたしまして！！｣

と言う

キルアはその光景を見て何処と無く腹が立ってくる

キルア｢(イライラする…

俺だって何年もAといるのにハグしたことないのに…！！)｣

クラピカ｢いいとこですまないのだがレオリオが起きたぞ｣

レオリオ｢痛ッてぇ…｣

ゴン｢レオリオ！｣

ゴンはレオリオの元へ向かう

Aは隣のキルアを見るとムスッとした顔でゴンを見ているキルアの顔が見える

『キルア様？』

キルア｢…なんだよ｣

『さっきはありがとう』

Aはキルアに微笑みながらキルアにお礼を言う

キルアはそんなAに顔を少し赤くする

キルア｢別に…｣