風邪なんて、俺が治しちゃう！〜俺足〜3

藤ヶ谷1 ページ7

藤ヶ谷side



「うっ…いっ…はぁ…」



ゴロゴロ…キュルキュル…



今はたぶん…夜中の…何時かな？



ベッドにいるんだけど…腹痛くて寝れなくて…



はぁ…なんかへんなもの食べたかな？



いやでも…今日はもともと食欲なくて…あんまり多くは食べてない…



ゴロゴロ…



「いっ…」



急にすごく痛くなって…急いでトイレにいった



「うっ…いた…」



はぁ…結構腹壊してるっぽい…



どうしよ…なんか、ふらふらしてきた…



トイレからも…このままだったら出れそうにない…



「うっ…」



そんな絶望的な気持ちになっていたとき…



「おい、藤ヶ谷か？…どした？大丈夫か？」



…来てくれた、はぁ…よかった…



いつもなら「大丈夫」とか言うけど、今は強がっていられないほどに調子が悪い…



「きっ…たやま…腹…痛い…」



「大丈夫か！？嫌かもしれないけど、鍵開けて？」



正直この状態を見られるのはきついけど…



素直に鍵を開けた



ｶﾞﾁｬｯ



「おまっ…！顔真っ青じゃん！まだトイレにいたい？一回ベッド戻れそう？」



腹はまだすごく痛かったけど…もう何も出なさそうだったし、



「戻る…」



北山にそう伝えると、



北山は俺を軽々持ち上げて部屋に戻してくれた






ベッドにもどると…



「辛かったんだな…こんなときくらい、誰に連絡しろよな…」



俺の荒れたベッドを見て北山がすこし悲しそうにそう呟いた



「ちょっと水持ってくるから、待っててな」



そういうと北山は水をとりにキッチンへいった…



ん？ちょっとまて、ここ俺のへや、そして今は深夜。



なんで北山がいるんだ…？

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