風邪なんて、俺が治しちゃう！〜俺足〜3

みつ5 ページ32

藤ヶ谷side



北山は相当体調が悪いみたいだ


さっき、俺のボケに突っ込むこともせず、かわいく
「…うん。」とか言ってた。


普段なら絶対突っ込んでくるはずだから、、


…心配だ。



いまは眠ってるけど…



ガチャ


横尾「みつどう？」



渉たちが帰ってきた。



玉森「わたー、おかえりー！いまはこの通り寝てるよー！」


玉が北山を指差して渉に小声で教える。



二階堂「みつ、大分悪いの…？」



千賀「…なんか、顔色悪いね……」



にかとけんとがすごく心配してる。


藤ヶ谷「大丈夫だよ、病院も行けたみたいだし、きっとすぐに元気になるよ。」



にかせん「うん…」



そんな会話をしていると、北山が何やらモゾモゾ動き出した。



北山「んっ…」



まだ寝てるみたいだけど…顔が辛そうに歪んできた。



仰向けから横向きにからだの向きをかえて…



北山「どうしよ、どうしよ……うっ…」



目が覚めたみたいで、すごく小さな声でなにか呟いている。



二階堂「みつっ！どうしたの…どっかいたい！？」



北山「…にか…？」



二階堂「うん！にかだよ！」


千賀「千賀もいるよ！！」


北山「おなか…いたい…」


藤ヶ谷「大丈夫か…？」



そういってお腹をさすると、こころなしかゴロゴロしている感じがする。



北山「うっ…いたっ…」



横尾「みつ、トイレ行ってみる？」



北山「トイレは…いいの…だいじょぶ…」



横尾「そっか、、辛いな…そしたら、みんないると休めないと思うから、俺らちょっとあっちの部屋にいるね。太輔、みつ頼むよ？」



藤ヶ谷「おっけ、まかせて」



こうして俺は一人で北山のそばにいることになった。


藤ヶ谷「まだ痛み、かわらない？」



北山「うん…ちょっと…おなか…気持ち悪くなってきた…だからこのまま…なでなで…しててほし…」



藤ヶ谷「うん、いいよ、吐きそうになったら遠慮しないでいうんだよ？」



北山「うん…」



気持ち悪いのにお腹なんてさわってて大丈夫なのかなって、思ったけど、北山が「なでなで」を希望しているから…しばらくさすっていると、また眠ったみたいだ。



このままよくなるといいけどな…

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