私 が 、し っ か り し な き ゃ 。【冨 岡 義 勇】

46.しっかり ページ47

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花咲「酷いよ……！」





花咲さんが義勇さんに抱きつく。



_______________ ズキッ



なんで、みんな私を信じないのにこんなに胸が痛むんだろう。





花咲「もう、この子は柱じゃ……ううん、鬼殺隊でも何でもない。犯罪者だよ」



不死川「痛めつけといた方がいいんじゃねぇの？」



煉獄「俺がやる！」



時透「何でもいいよ。どうせすぐ忘れちゃうから……」



伊黒「ほら、立てよ」





伊黒さんに乱暴に羽織を掴まれて立たされる。





花咲「ほら、みんな。刀を握りましょう」





花咲さんの合図で全員が刀を握る。



剣先がこちらに向かって来るのを、ただただ呆然と見ていた。





みんなが、鬼に騙されないようにしたのに。



みんなが、幸せになれるようにしたのに。



みんなが、笑えるようにしたのに。





あぁ、そうか。





みんなが騙されているのは、私になのかもしれない。



幸せになれないのも、笑えないのも。



全部、私のせいだ。





でも。





私の、









何がいけなかったの？









目を、瞑った。









もう、永遠に目覚めたくない。









悪夢でさえも、見れない世界へ。









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ガキーンッ！！！！！！！









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でも、これが夢ならば。





覚めないで欲しいと願うのは





わがままだろうか。






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「退け。偽物。Aに近づくな」









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ねぇ、









義勇さん。









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