私 が 、し っ か り し な き ゃ 。【冨 岡 義 勇】

45.しっかり ページ46

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『なに、いってるの……？』





刀を握る手が震える。



武者震い _______________ では無いな。





花咲「だってさ、アンタの嘘の悪い噂流したら簡単に信じちゃってさ。ウケんだけど」





嘘、だ……



夢の中ではなんでも思い通りになるはずだ。



まさか本当に獏が夢を食べるのを辞めちゃったの……？





花咲「ちょっと猫なで声で「陽溜さんが私のことブスって言ったの」って言ったらみんな信じ込んで！バカねぇ！！！」



『嘘だ……嘘だ嘘だ嘘だ！！！！』



花咲「みーんなバカ！！！！」



『うわあああぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！』





私は刀を持って、花咲さんに襲いかかった。



刀は腕を掠り、血が出るが鬼の能力によって直ぐに治ってしまう。





花咲「きゃぁぁぁぁ！！」





すると急に花咲さんは悲鳴をあげ蹲った。





『ちょ、なにして……』



？「花咲？」





嫌だ。





？「何をしているんですか、陽溜さん……？」





違う。





？「何があった……」





聞いてよ。





来ないで。





みんな。





そこには任務が一緒の三人と、何故か他の柱も来ていた。





花咲「Aちゃんが襲いかかってきて……！みんなに色目使うなって……！！！怖いよぉ……」



『違います！私は……！』



煉獄「A。俺はお前に失望した」



胡蝶「……っ！サイッテーです！！」



悲鳴嶼「非常に残念だ……」



宇髄「派手にひでぇな。地味なことばっかやって……」



不死川「クソ野郎が。やっぱ花咲が言ってたことは正しかった……」



伊黒「信じた俺たちがバカだった」



時透「隊員同士の喧嘩はご法度だって知ってるよね……？」



甘露寺「Aちゃん……！」





しのぶさんたちは、花咲さんに駆け寄って抱きしめた。



なんで？



なんでなんでなんでなんで。





冨岡「A……」





聞いてよ。



私の話を。









冨岡「しっかり、してくれ……！」









また、繰り返す。





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