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ムジカとソンジュと俺1 ページ3

これまでの経緯をムジカさんとソンジュさんに伝える
「そう…貴方も食用児だったのね」
「怪我してるわ。私が治療する」
「おいで?」

ソンジュさんは馬だか鬼なんだか分からないやつに乗ってる。
その後ろにムジカさんが乗る

そしたらソンジュさんが俺に手を出した

その手を掴むと勢いよく引っ張られて馬みたいなやつに乗せられた。

ソンジュさんの前に

『あ、ありがとう…ございます。ソンジュさん…』
「…!いやソンジュでいい」
「私もムジカでいいわよ!」
「敬語もいらないわ」
『ありがとうムジカ、ソンジュ』
「ふふっどういたしまして」

不思議な感じだ。
数分、馬(馬だと思うことにした)に乗りたどり着いたのは隠れ家?みたいなところに着いた

『…すごい』
「!ふふっこの隠れ家はソンジュが作ったのよ」
『わぁ…』
「おいで?傷の手当てをするわ」
『はい』

傷っていっても車がひっくり返った時にできたすり傷とかその程度

っていうかこの人たちは何者なんだろうか

『…あの』
「ん?」
『…ムジカとソンジュは…何者?』
「…………私たちは鬼なの」

!!?

「あ、でも私たちは人を食べたりしないわ」
『そうなんだ…』
「終わったわ」
「行きましょう、ソンジュがご飯を用意してくれてるから」
『あの、俺迷惑だったりしますか?』
『いやあの…助けてもらった上にご飯までご馳走してもらって…』
「全然迷惑なんかじゃないわ」
「私はエドと会えて嬉しいわよ」

『なら良かった』
少し安心した
「さぁ食べましょう」

そう言ってソンジュとムジカは胸の前で手を組んだ
鬼にもそういうものがあるんだと知った

『いただきます』

『おいしい…ありがとうムジカ、ソンジュ』

「…いや大丈夫だ」
「どうしたしまして」

『俺から少し相談なんだけど…』
『俺、行きたい場所があるんだ』
『その場所の近くまででも良い』
『俺を連れてってもらうことはできないだろうか』

『親友と約束したんだ』
『絶対に死なないって』
『また会おうって』
『お願いします。』

そう言って頭を下げた

「いいぜ」
「行きたい場所ってのはどこだ?」
『B06-32地点』
多分そこにこれから脱獄してくるアイツらも来る

「ここからだと早くて3日ぐらいかかる」
「その間に教えてやろう」

「鬼の倒し方」

『!ありがとう!!』
「それじゃあ今日はもう寝ましょう?」
「疲れたでしょう?」
『ああ。本当にありがとうムジカ、ソンジュ』

これでまたアイツらに会える

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作者名:81194エド | 作成日時:2023年1月12日 18時

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