今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:137,010 hit
小｜中｜大
＿ ページ25
.
晩御飯の席に、藤井さんは居ない。
また今日も朝まで帰ってこないのだろう。
洗濯担当である私は、
食事後キッチンへ食器を運んで、後は自由。
私は自室へ向かおうとした中間さんの肩を叩いた。
振り向いた中間さんに携帯の画面を見せる。
｢二人きりに…？ええよ、じゃあ俺の部屋にしよか。｣
中間さんの後を追う私を、
リビングに居た皆は不思議そうに見つめていた。
｢で、何か話があるのかな｣
大きな革製のソファに案内され、
恐る恐る腰掛ける。
中間さんの部屋は想像以上にシンプルで、
分かりやすく高そうなものといえば、
このソファと壁際に飾られたアクセサリーくらい。
｢ハーブティーは好き？｣
中間さんは部屋の隅の
簡易キッチンの様なスペースから私に呼びかけた。
軽く首を横に振ると、
少し笑いながら“じゃあホットティー”と聞き直す。
今度は縦に首を振って、
静かにお湯が湧くのを待っていた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 395人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
檸檬(プロフ) - 赤色ジャスミンさん» コメントお寄せ頂き有難う御座います。是非、最後まで御付き合い下さいませ。 (2020年5月24日 16時) (
レス) id: 35918720d3 (このIDを非表示/違反報告)
赤色ジャスミン - 更新楽しみにしてます！！ (2020年5月24日 14時) (レス) id: def7596942 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：檸檬 | 作成日時：2020年5月22日 3時
