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『今日はありがとう。ごめんね、結局私の買い物に付き合ってもらっちゃって。』
神山くんの運転する軽自動車。
助手席に荷物を置き、
後部座席に私と重岡くんが座る。
｢全然ええよぉ、楽しかったし｣
重岡くんは携帯を触りながらそう答えてくれる。
｢俺も楽しかったよ、こちらこそありがとうね〜｣
運転席の神山くんは優しい声でそう言った。
どうしてふたりはこんなにも優しいのだろうか。
｢また行こうや、今度は映画でも見る？｣
｢3人で、な｣
重岡くんの提案に神山くんが付け加えた。
重岡くんは相変わらず携帯を触ったままだ。
『うん、いいね』
何故だろう。
物凄く居心地が悪い。
『今日はありがとう』
ふたりの優しさで
家の前で降ろしてもらい、
別れることに。
｢こちらこそありがとう｣
｢また明日なぁ〜｣
重岡くんは、見えなくなるまで
ヒラヒラと手を振ってくれた。
買い物した袋を抱えて家に帰る。
ずっと、何かが気持ち悪い。
何だろうこの違和感。
やっぱり私は、
神山くんを疑っているのだろうか。
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檸檬(プロフ) - まさなさん» ありがとうございます。 (2020年1月10日 14時) (
レス) id: 236ce81481 (このIDを非表示/違反報告)
まさな(プロフ) - こういうの好きなので頑張ってください…！！ (2020年1月10日 9時) (レス) id: 709458c7d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬 | 作成日時：2020年1月9日 20時
