検索窓
今日:9 hit、昨日:7 hit、合計:175,063 hit

107. 部屋 ページ18

.





もしもし?
あたし悟。
今、あなたの家の前にいるの。




『……え、何?
こわ……。』



ドアを開けると、確かにそこには悟がいた。
今日、彼は夏油くんと出かけると言っていたはずだが……。



『どうし____「話があんの。」



食い気味にそう言い、勝手に門を開けて入ってきた。
なんか……怒ってる??



「だからさ、家入れてよ。」

『え……。』



顔を少しだけ背け、家の中を一瞬だけ見る。

今日は休日なのに、お父さんもお母さんも休日出勤。
つまりですね、悟が家の中に入ると、ふたりきりなんですね。

………え、どうしよう。



「お邪魔しまーーす。」



悩んでいる私を押し退け、家の中に不法侵入してきた。
悟の背中に『ちょっと!』と声をかけるが、華麗にスルーし、2階へと上がっていく。

2階=私の部屋



『待ってよ!』



ドアを慌てて閉め、一段飛ばしで階段を上がる。

小さい時に何度も来たので、その記憶を元に私の部屋まで一度も間違えずにたどり着いた。
すごいけど、今はすごくないぞ!!



「入れて。」



そう言い、ドアノブを握っている。

さっきから一度も笑ってくれない悟に、少しだけビクビクとしている。
断っても、絶対に勝手に入るに決まっている。

でも、最後の足掻きぐらいさせてよ。



『…私の部屋じゃなきゃ、ダメなの?』

「好きな子の部屋に入りたがらない男なんていねぇよ。
つーか、これから先、何回入ると思ってんの。」



うっ……みぞおちが痛い…。






.

108. 生き物→←106. モテ期



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (571 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1720人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 喜久福
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - かぼさん» なんと!そうだったのですね。戻ってきてくださって嬉しいです。 (2021年5月3日 22時) (レス) id: b56edad0a7 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - かぼさん» 何か教えてくれますか?ボードもいいので…… (2021年5月2日 21時) (レス) id: 11ffe6e997 (このIDを非表示/違反報告)
かぼ(プロフ) - Suzuさん» 違うお名前で戻ってきてるよ! (2021年5月2日 21時) (レス) id: abbc87cbf8 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - かぼさん» 朔夜ちゃん、辞めちゃったんですか……? (2021年5月2日 21時) (レス) id: 11ffe6e997 (このIDを非表示/違反報告)
かぼ(プロフ) - 見てくれるかわかんないけど戻ってくれるならまた仲良くしてね(はぁと (2021年5月2日 20時) (レス) id: abbc87cbf8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朔夜 | 作成日時:2021年3月29日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。