69. 初めて ページ25
.
『はいはい、分かりましたよ！
行けばいいんですね？
でも、ほんっっっとうに何かしたら、手が出るかもしれませんし、足も出るかもしれませんよ？』
「するわけないだろ？
したら、煮るなり焼くなりしてくれ。」
竈門先輩のマンションは、私のところと真逆の方だった。
でも、大学からの距離は同じぐらい。
意外と近場に住んでいたことにびっくりした。
「お先どうぞ。」
ガチャッとドアを開け、入るように促された。
軽く会釈し、一歩中に入ると、竈門先輩の部屋の匂いが鼻腔をくすぐる。(変態じゃないよ！)
それから、インテリアが全部こじゃれている。
ただのモテる人の部屋じゃないか。
「どうした？
靴脱いで上がってくれていいぞ？」
『あっ…あー、すみません。』
靴を脱いで上がると、竈門先輩もすぐに上がった。
そして、「ソファーに座ってくつろいでいてくれ。」とのこと。
言われた通りにリビングに向かい、そこにある淡い水色のソファーにちょこんと座る。
「ここまで緊張の匂いがするなぁ。」
キッチンの方からそんな声が聞こえ、『黙っててください！』と思わず声を荒げてしまった。
だって、男の人の部屋に上がるの初めてなんですもん。
そりゃ緊張するでしょうよ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1412人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました！ありがとうございました🙇 (2022年4月9日 17時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
あゆあゆ - 私も映画見ました！れんごくさんのお土産全然なくて困りました…結局、カナヲのペンポを買いましたWW (2020年11月14日 20時) (レス) id: c95bd3ae03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのん(プロフ) - 朔夜さん» ｳﾝｳﾝ(・∀・)！もともと、関西人やねん！なんか、懐かしいわ。 (2020年11月2日 16時) (レス) id: 441fd39974 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - かぼさん» 長男やから攻めるで！（え？ (2020年11月1日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 浅葱さん» お待たせやで（はぁと (2020年11月1日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朔夜 | 作成日時：2020年10月23日 21時
