64. 竈門持論 ページ20
.
『昨日嗅いだので、今日はダメですよ。』
ツンッと言い、ドアの鍵を閉めるために背中を向けた。
鍵穴に差し込んだ時、クンッ…とショルダーバッグを引っ張られた。
「今日の服装、かわいいな。
いつもかわいいけど。」
振り向いた瞬間に竈門先輩と目が合い、むずむずしてしまうようなセリフを言ってきた。
思わず、ゴクリと喉を鳴らしてしまう。
今日の服装は、黒のTシャツにロングタイトスカートにスニーカー。
実は、カナヲと相談して決めた。
私はいつも通りの服装でいいって言っていたのに、「デートなんだから！」と押すに押されたのだ。
『あ…ありがとうございます。』
「照れている匂いがするぞ。」
『嗅がなくていいですってば！！』
ガチャンと鍵を閉め、サササッと竈門先輩から距離を取った。
すると、サササッとすぐに詰め寄ってくる。
『何で…！？』
「いやいや、逃げるからだろ？
逃げられたら追いかけたくなる。」
『そんな竈門持論を使わないでください！』
「まぁまぁ。
俺から逃げるなんて無理だぞ？」
その通りで、先に階段を下りようとした私の手を掴んできた。
「ほらな？」
ああ、もう！
面倒だな！！
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1412人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました！ありがとうございました🙇 (2022年4月9日 17時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
あゆあゆ - 私も映画見ました！れんごくさんのお土産全然なくて困りました…結局、カナヲのペンポを買いましたWW (2020年11月14日 20時) (レス) id: c95bd3ae03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのん(プロフ) - 朔夜さん» ｳﾝｳﾝ(・∀・)！もともと、関西人やねん！なんか、懐かしいわ。 (2020年11月2日 16時) (レス) id: 441fd39974 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - かぼさん» 長男やから攻めるで！（え？ (2020年11月1日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 浅葱さん» お待たせやで（はぁと (2020年11月1日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朔夜 | 作成日時：2020年10月23日 21時
