5.ピンチ ページ6
今日は夜から任務が入っているので、朝の間に街に買い物に来た。
新しい茶碗が欲しくて、色々吟味中である。
(うーん…。
やっぱり最初に見たお店かな…?)
街の端まで来たが、踵を返し、歩みを進めた時だった。
「あ!お姉さん!
羽織の裾汚れてるよ!」
突然背後からそう言われたので、ピタッと止まり、裾を確認した。
首を右に左に動かして確認したが、まったく汚れていない。
『え…汚れていない…。』
「あー、ごめん。
見間違いだったわ。」
さっきの声が近くで聞こえたので顔を上げると、私の周りを囲むように三人の男の人が立っていた。
「あれ、お姉さん、かわいいねぇ。
今からどっか行くの?」
「よかったら送るよ。」
これはまさか…誘われている!?
今まで生きてきて、街で声をかけられたことなんて…!
「おーい、聞こえてる?」
背中から肩に手を回され、ガシッと肩を掴まれた。
その感覚でハッと我に返り、目を丸くした。
「ちゃんと送ってあげるよ。」
『いや…人を待たせているので…。』
肩を掴んでいる手を無理矢理にでも引き剥がそうと、その人の手に触れた。
「あ゛!?」
突然耳元で大声を出され、耳がキーンとなった。
ちょっとこれは…まずいのではないか…?
「何してんの?」
四人同時に後ろを向くと、そこには無一郎くんが立っていた。
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レイレイン - 10の兄って鬼じゃないですか? (2020年11月2日 20時) (レス) id: ab14d68c14 (このIDを非表示/違反報告)
学生の国のアリスw? - こうゆう人は、一言で十分ですよ。はい「天才。」でしょ? (2020年8月31日 18時) (レス) id: 31b1026da6 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - まりりのさん» え、ほんまですか!?嬉しいです( ; ; )頑張っちゃいます(はぁと (2020年5月3日 15時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - かぼさん» やったぁぁぁぁ!更新頑張れますぅぅぅぅ!! (2020年5月3日 15時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
まりりの - この作品見てむいくんの好感度がめっちゃ上がりました!! 更新頑張ってください(はぁと)笑 (2020年5月3日 14時) (レス) id: 8143409358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年4月30日 17時