12.お見舞い ページ13
『何でいるの…？』
「カナヲちゃんにAが来ていない理由を聞いたら、休みって教えてくれたから。
お見舞いに来たよー。」
『授業は…？』
「代返お願いしてる。」
つまり、わざわざ授業をサボってまで私のところへ来てくれたということだ。
ガチャッ…と静かにドアを開け、無一郎とご対面。
私の姿を見ると、安心したように微笑んだ。
「大丈夫？」
『大丈夫。』
「そんな風には見えないけど？」
『とにかく大丈夫だから。
ほら、大学戻って。』
私の言葉を無視してスッ…と伸びてきた無一郎の手が首に触れた。
びっくりしたのと、手が冷たかったせいで、肩がピクッと揺れた。
「あっつ。
全然大丈夫じゃないよね？」
次はおでこに触れてきたので、思わず目を閉じた。
冷たい手が気持ちいい…。
「やっぱり来てよかったよ。
どうせ何も食べてないでしょ。
おかゆでも作ってあげる。」
無一郎は私の横を通り、勝手に部屋に上がろうとした。
��さすがにそれは…！��と思い、彼を止めるためにくるりと体の向きを変えた。
ぐらっ…
体が弱っているせいで視界が揺れて倒れそうになった。
倒れないように反射的に掴んだものは、無一郎の背中だった。
『ご、ごめん…！』
パッと手を放すと、無一郎は顔だけをこちらに向け、ニヤッと微笑んだ。
「だいたーん。
今度は正面からお願いね？」
バカだの何だの、ありとあらゆる文句が頭の中に浮かんだが、それを言う気力がなかったので、黙ったまま無一郎のことを睨みつけた。
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優衣 - 無一郎の「俺の奥さん｣にやられた❗もうかっこよすぎるよ♥️ (5月8日 9時) (
レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
霞桜 - 無一郎推しです 最高ですね何回も読んでますお気に入りの１つです(*´꒳`*) (2022年5月4日 11時) (レス) @page47 id: f3badad1aa (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど - プリ小説始めましたか？作者名「あめ」さんで『プレイボーイ』まで書いてますか？パクリかもしれないと思い報告させていただきました。同一人物だったらすみません… (2021年6月12日 21時) (レス) id: a8aae533dd (このIDを非表示/違反報告)
もろん - すっごくオモシロい！天才だ〜応援しています！！ (2021年6月8日 6時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - わたぬきくん。さん» 何回でも周回してぇえぇ！笑 (2020年8月22日 0時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年7月4日 19時
