19.特別な子 ページ20
「女遊びやめたってことは、今度の合コンにも来ないのか？」
「うん、行かない。」
「時透が来ないと、女の子集まらないんだよー！」
無一郎が男友達とラウンジで喋っている様子を柱の影から見ている。
私、盗み見とか盗み聞きとか多くない？
でも、したくてしているわけじゃない。
次の講義室に行く廊下がここしかないのだ。
図書館での会話を聞いてから、無一郎のことは避けている。
好きな子だとバレたくない。
だって、バレたら絶対に面倒だもん！
あの取り巻きの子たちに何言われるか…ひぃっ！
「好きな子って誰？
俺の知ってる子？
もうヤッた？」
あー！
あー！
何でその質問を今するんですか！？
しかも、最後の質問最低すぎません！？
「内緒。
でも、すっごくかわいくて、すっごく大事にしたい子。
そもそも、付き合ってもないのにするわけないでしょ。」
「えー、ケチだなぁ。
てか、してないって…マジ？
誘われてないから？」
「誘われてもしない。
今まで他の子にしてきたみたいにできない。
もし嫌われたり、傷付けたりしたらって思うと、怖くてできないんだ。
俺にとって特別な子だからね。」
「そんなこと言われたら、俺…好きになっちゃうよ…。」
ドキドキドキドキ…
心臓、うるさ。
「でも、Aに誘われたら断るけど。」
あの言葉、そういう意味だったんだ。
ただの女たらしじゃなくて、私のことすっごく考えてくれてたんだ…。
生半可な気持ちで��好き��って言ったんじゃなかったんだ…。
へにゃあっと力が抜け、ずりずりとその場に座り込んだ。
それからどれぐらい時間が経ったのか分からない。
とにかく、心臓を静かにさせるのが大変だ。
「また盗み聞き？
いや、盗み見？」
『っえ…！？』
しゃがみ込んでいる私を見下ろしている無一郎がいた。
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優衣 - 無一郎の「俺の奥さん｣にやられた❗もうかっこよすぎるよ♥️ (5月8日 9時) (
レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
霞桜 - 無一郎推しです 最高ですね何回も読んでますお気に入りの１つです(*´꒳`*) (2022年5月4日 11時) (レス) @page47 id: f3badad1aa (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど - プリ小説始めましたか？作者名「あめ」さんで『プレイボーイ』まで書いてますか？パクリかもしれないと思い報告させていただきました。同一人物だったらすみません… (2021年6月12日 21時) (レス) id: a8aae533dd (このIDを非表示/違反報告)
もろん - すっごくオモシロい！天才だ〜応援しています！！ (2021年6月8日 6時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - わたぬきくん。さん» 何回でも周回してぇえぇ！笑 (2020年8月22日 0時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年7月4日 19時
