励め ページ2
今日は任務中に昨日の事思い出しちまってぼーっとしてんなよって伏黒に怒られた。
いや、任務って言っても問題の建物に着いてねぇからまだ歩いてるだけなんだけど。
「なぁ二人とも」
「何だ。」
俺の横でダルそうにしてる伏黒がダルそうに返事した。その隣で歩いてる釘崎もダルそうに腕組んでる。
Aはと言うと風邪ひいて居ない。
「好きなやつが五条先生みたいな人の事好きになったら、どうする？」
「それ今じゃ無いとダメなのかよ」
どっちもに呆れ顔では？って返されたけどちゃんと返事はしてくれるらしい。
「諦める場合か」
「諦めない場合聞いとく」
「五条先生の悪い所全部説明する」
真っ直ぐ前を向いたまんま伏黒が答えてくれた。
「何でだ？」
「その方がその人の為にもなるだろ」
「伏黒に同感。てかアンタそう言う事？」
「いや、まぁ。」
釘崎がガム膨らませながら興味無さそうにきいてきた。普通仲間のこういう話ってもうちょっと興味持つもんじゃ。
って思ったけど昨日Aにおんなじような事したんだよな。俺。帰ったら見舞いついでに謝って、話でも聞いてやるか。
道を睨むみたいに歩いてる伏黒と釘崎の隣を歩きながらたどり着いた目の前のマンションを見上げる。
うわ、嫌な気配ムンムン。
「それにしても大概不幸ね。あんな良いとこ顔面オンリー教師の事好きなヤツが好きになるとか。顔はいいのよ。顔は。後外ヅラ」
建物に入って行きながら釘崎に加えて伏黒がうんうん頷く。
「Aにも聞かせてやりたかったわー」
「あいつはこの手の話興味無いだろ」
「あ、Aには言うなよ。俺の好きな人、あいつなんだ」
二人がそんな事話しだすからすかさず付け足した。友達に話されてバレましたとか俺の数年の片思いそんなことで終わらしたくねぇし。
何よりダセぇし。
「あーそう言うこと。」
「…って、」
「「はぁ？！」」
帳が降りてるとは言え、二人のでかい声が住宅街に響き渡った。
「いやうるせぇよ。心臓出るかと思ったわ。一回出てるけど。」
「「いや。笑えねぇよ。」」
渾身の自虐ネタ言ったら真顔でかわされた。ウケると思ったのに。
取り敢えず帰ったら聞いたらん事も無いって釘崎に言われたから今は任務に集中する事にする。
「励ましはいらねぇぞ」
「今更そんな気色い悪い事しねえよ」
やっぱ伏黒は酷いな。でも、逆にそのいつも通りがなんか今は嬉しかった。
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ナナナ(プロフ) - 朧さん» お声がけありがとうございます！(;_;)そう言って頂けて本当にありがたいです！頑張ります！ (2021年3月6日 18時) (
レス) id: 6431d8432b (このIDを非表示/違反報告)
朧 - 神作品を作ってくれてありがとうございます!!投稿頑張ってくださいね(´∀`) (2021年2月13日 22時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
ナナナ(プロフ) - 語彙が足りないひとさん» 軽率に嬉しいですｯ！コメントありがとうございます！励みになります！ (2020年12月30日 23時) (レス) id: 6431d8432b (このIDを非表示/違反報告)
語彙が足りないひと - 好きですｯｯｯｯ！！！！！( (2020年12月30日 15時) (レス) id: b91dddfe62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナナ | 作成日時：2020年12月28日 18時
