第1話 ページ1
ココは、夢と、希望と、
現代社会のストレスに溢れた世界、
ファンタジニア。
そこには、勇者を夢見る、1人の少年が
居た…。
チュンチュン…
「ふぁぁぁ…。」
てくてく…
「おはよ…。」
コイツの名は服々闘真。勇者を夢見る、
まぁ、この世界の普通の少年だ。
パチッ
《えー、黒雲も去り、青空が見える
1日でしょう…》
ここしばらく学校はお休みだ。
ぱらだいすである。
《そして、ナントカ天文台に
よりますと、地球に流星群が
大接近しているとの事。ぜひ
見に行ってみては…》
「へー。」
ー夜ー
てくてくてく…
闘真は、お気に入りの場所に
向かっていた。
そこからは、星空がよく見えるのだ。
「はぁ…勇者になりたいなぁ…。」
毎日こんな事をほざいている。
もはや病気である。
木々の間を抜けると、
見晴らしの良い丘が見えた。
「ふぅ…。」
バサッ
草の上に横になった。
こっちの世界だったら不審者だ。
「はぁ…、どーしたら
勇者になれるんだろ…。」
「強い武器とか防具とかあったら
いいのかな…」
「……………」
「………
…最強の武器も防具も欲しーい!」
…ちゅどーん!!
空から何か丘の頂上に落ちてきた。
「………」
「…えー…(汗)」
「なんだよ、流れ星なら
落ちてくんなよ。…って、もはや
落ち星じゃん。」
てくてくてくてく…
「…何だ、コレ。」
はぐれ流星群ではない。
といっても隕石でもない物が落ちてきていた。
つーか、はぐれ流星群って何だ。
…ふわふわふわ…
「わ!浮かんできた!」
ふわふわ…
「わ!そんでもってこっち来た!」
「コレは……服…?」
「おう、来てやったぞ」
「…何だ、お前。
つーか、何で服が喋るんだよ」
「どーだっていーだろ。
つーか、お前が呼んだんだろ」
「はぁー?呼んでねーし」
「呼んだろ、最強の防具って」
「そもそも何だよ、最強の防具って!」
「あれ、呼んでない?」
「最強の武器も防具も欲しいなー
って言った訳で、最強の防具とは
言っていない。」
「ちょっと意味が違ってくるし」
「まぁ、立ち話もアレだし、
どっか行こーぜ」
「お前がゆーな…
っつーか、お前は浮き話だけどな。
浮いてるから」
「俺はお前って名前じゃない!」
「あー、アニメとかでよく見る
ウザいヤツだ」
「俺はキール。最強の防具だ。」
「へー。」
「オレは服々闘真。普通の人間だ。」
「普通の人間…な…。」
「とりあえず何か食えるとこ行こーぜ。」
つづく☆
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作者名:くらっしゃー原 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/875a532b441/
作成日時:2019年1月16日 23時