第3話 鬼気森然 ページ3
「次はどこに行けばいいんだ?」
「ビーチ辺りに行こう。
あそこなら鬼がいっぱいいるし」
「そーなんだー」
「レッツゴー!」
「で、どっちにあるの?」
「あっち」
てくてくてく…
「いやー、それにしても汚ぇ町だな。」
「前はもっと綺麗だったんだけどね。」
「そらそーだな」
「…キール殿、どこ行ったんだろうな。」
「どっかだろ。」
「具体的に言ってね。」
「知らねーよそんなもん!
知りとーもないわ!」
「まぁ、アイツならどこ行っても
無事だろうがな。」
「確かに」
「…あ、森だ」
「急に雰囲気変わったなー。」
「この森を抜けたらビーチだよ。」
「じゃあ行こーぜ!」
「…なぁ、龍之介。こっちで合ってるか?」
「知らない」
「何でだよ!」
「だって、入った事無いんだもん。」
「はぁ〜?!」
「おい松村、ちょっと空から
見てきてくれ。」
「チェッ、分かった分かった。」
ばさばさばさばさ…
「オレ、ホントに『チェッ』って
言うやつ初めて見た」
「俺も」
「僕も」
「あ、戻って来た」
「…よっと。」
「どーだ、見えたか。」
「多分あっちだぜ。
太陽が出てたら分かるんだけどな。」
「真っ暗だからね」
「あ、空き地だ」
「キャンプにしよう」
ただのお散歩みたいになってきているぞ!
だいじょーぶか、作者!
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作者名:くらっしゃー原 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/875a532b441/
作成日時:2019年4月19日 23時