CHUDOKU

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｢·····きついの？その片思いは｣






店を出て少し歩いたところで、ぽつりと優希先輩が呟いた。






『、え、なんで·····』





｢話してる時、寂しそうな顔してた｣





変わらない。人のことをよく見てるとこ。



私が気づいて欲しいところに、すぐ気づく。







『ほんとはやめた方がいいってわかってるの、



·····このまま好きでいても辛いだけって、』





太輔への気持ちの弱いところ、あんまり口に出したこと無かったのに。









｢·····いいんだよ、自分の気持ちは否定するな。




でも·····





なんかあったら、俺に言えよ。




今だったらもう、そばにいてやれるから。｣








そう言って、私の頭を優しく撫でた。



こうやってされるのも、大好きだったな。




｢·····うん、ありがとう｣

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